サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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補完代替医療利用の特徴 [2011年04月23日(土)]
東日本大震災により被害を受けられた皆様に,心からお見舞いを申し上げます。

被災地の一日も早い復旧,復興を心よりお祈り申し上げます。


なお,私どもDHCによる支援活動は,こちら
「東日本大震災 被災地への支援活動について」

からご確認いただけます。





今月の補完代替医療(CAM)の専門ジャーナルに、CAM利用状況に関してクラスター分析を行った研究が、米国のグループ(Wake Forest University School of Medicine)から報告されていました。
J Altern Complement Med. 2011 Apr;17(4):363-70.)



これまで多くの研究において、米国でのCAM利用状況調査が示されています。


一般に、それらの研究では、どのCAM療法を何%の人が用いているか、という報告でした。



今回の研究では、2002年の全国調査によるCAM利用について、クラスター分析によってカテゴリー別の傾向が調べられています。


(なお,この2002年の全国調査について、個別のCAMに関する利用率は,すでに発表されています。)



29,862名のデータを解析した結果,CAM療法を利用する成人の多くは、同じカテゴリーのCAMを利用していたということです。


約20%の成人は、2つのCAMカテゴリーを用いており、

心身医療と生物学的介入法の組み合わせが最も広く利用されていました。


(ちなみに、サプリメントは、生物学的介入法に分類されます。)


3つ以上のCAMカテゴリーに渡って利用していた人は5%でした。


複数のCAMカテゴリーの利用者の特徴は、46-64歳,女性、白人、大卒というものです。




以上のデータから、米国成人でのCAM利用は、複数のカテゴリーではなく、多くの場合は単一のカテゴリーによること、また、そのCAM療法は、利用者の年齢や性別、SESといった特徴で分類できることが示唆されます。




このような調査研究では、いわゆるNIHのNCCAMによる分類が用いられます。


伝統医療も含めて米国以外の諸外国の現状には必ずしも適切とはいえない分類ですが、国際比較を容易にするために、NCCAM分類はよく利用されます。


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