新型インフルエンザ対策としてワクチン接種の優先順位案が,厚労省から発表されました。
案によると,医療従事者,妊婦と持病のある人,就学前の小児,乳児の両親が優先されるようです。
国産が足りず,輸入ワクチンも利用される予定である他,摂取に伴う副作用も想定されています。
基礎疾患のない健常者の優先順位は低いようですが,健常者であっても通勤や通学の電車やバスで感染するリスクもあります。
では,サプリメント・健康食品では,どのような対策が可能なのでしょうか?
機能性食品成分について,新型インフルエンザに対する有効性を検証した臨床研究はまだありません。
一方,これまでに,風邪症候群やインフルエンザの予防や症状改善,罹病期間短縮に一定の効果が示されている成分には,エキナセアや亜鉛があります。
(エキナセアはビタミンCとの併用も行われます。)
また,免疫調節作用を有する乳酸菌やビフィズス菌,ケフィアなども有用と考えられます。
特に,エキナセア,ビタミンC,亜鉛を適切な用量で初期に利用すれば,一定の効果が期待できると思います。 |