今月の老年栄養学の専門ジャーナルに、日本人高齢者において、大豆の摂取と、糖代謝との関連を調べた疫学研究が、武庫川女子大学のグループから報告されていました。
(J Nutr Gerontol Geriatr. 2018 Oct 15:1-10.)
大豆やレッドクローバー、プエラリア・ミリフィカには、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカル(植物エストロゲン)の1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。
WHOの先行研究では、
24時間尿中のイソフラボン(=大豆の摂取のマーカー)が、心血管疾患の死亡率と有意な負の相関を示すことが報告されています。
今回の研究では、
横断研究として、
日本人の成人(20−49歳)および高齢者(50−79歳)において、
大豆の摂取(=24時間尿中イソフラボン)と、糖代謝関連指標との関連が検証されました。
年齢や性別、医薬品服用などの交絡因子で補正後の解析の結果、
高齢者において、
イソフラボンの24時間排泄(=大豆の摂取)と、
インスリン抵抗性との間に有意な負の相関が見出されました。
また、
高齢者では、
血中の食事性葉酸と、カリウム値と有意な負の相関、
塩分摂取とは有意な正相関が認められました。
以上のデータから、
日本人高齢者では、
大豆+減塩が、インスリン抵抗性の改善に有用であることが示唆されます。
DHCでは、
大豆イソフラボン、
プエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの
複合サプリメントなどを製品化しています。
DHC青汁+豆乳(30缶入)
2つのヘルシー素材がこれ1本!イメージをくつがえすおいしさです!
エクオールとは、腸内細菌により、大豆イソフラボンの一種であるダイゼインから産生されます。
エクオールは、イソフラボンよりも高い生物活性を有しており、
更年期障害の改善、閉経後の骨粗鬆症予防、心血管疾患の予防作用が示唆されています。
ただし、
エクオールの体内産生には、腸内細菌叢が関与するため、エクオールを産生できる人とそうではない人がいることがわかっています。
日本人でエクオールが産生できるのは、50-60%程度です。
また、食習慣の変化により、若年者では、エクオール産生者の割合が減少しており、
日本人の若年女性では、20-30%の人しか、エクオールを産生できていないと報告されています。
エクオール産生者は、非産生者に比べて、大豆イソフラボンの機能性/健康増進効果や未病対策効果を得られると考えられます。
大豆イソフラボン エクオール 30日分
輝く毎日を送りたい女性に! ゆらぎ世代のハツラツ・キレイをサポート
------------------------------------------------------------------
DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。
グルコサミンの風評被害by整形外科医
サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー
研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤
研究と利害の衝突についてのルール作成
コクランの妥当性
はじめまして、DHC健康食品です
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定
サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報
DHC医薬品通販
医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。
------------------------------------------------------------------