今月の栄養学の専門ジャーナルに、大豆製品の摂取による脂質代謝への作用に関するメタ解析が、米国のグループ(Brigham and Women's Hospital)から報告されていました。
(Br J Nutr. 2015 Aug 13:1-13.)
大豆タンパクおよび大豆イソフラボンは、脂質代謝改善作用を有しています。
今回の研究では、
大豆製品による脂質代謝への影響について、ランダム化比較試験を対象にメタ解析が行われています。
具体的には、主要医学データベースから抽出された35報のRCT(50群の比較)が対象となり、検証が行われました。
RCTでの介入期間は、4週間から1年間です。
解析の結果、
大豆製品の摂取により、
血中LDLコレステロール値は
4•83 (95 % CI -7•34, -2•31) mg/dl低下、
中性脂肪値は、
4•92 (95 % CI -7•79, -2•04) mg/dl低下、
総コレステロール値は
5•33 (95 % CI -8•35, -2•30) mg/dl低下
という相関が見出されています。
また、
HDLコレステロール値は、大豆製品の摂取により、有意な上昇を示しました。
(1•40 (95 % CI 0•58, 2•23) mg/dl)
層別解析によると、
大豆製品によるLDLコレステロールの低下作用は、
健常者よりも、高コレステロール血症患者でより顕著でした。
[患者群;-7•47 (95 % CI -11•79, -3•16) mg/dl, 健常者群; -2•96 (95 % CI -5•28, -0•65) mg/dl]
また、
LDL低下効果は、
大豆食品(豆乳、大豆、ナッツ)としての摂取のほうが、加工された抽出製品よりも顕著でした。
[大豆食品;-11•06 (95 % CI -15•74, -6•37) mg/dl, 加工品;-3•17 (95 % CI -5•75, -0•58) mg/dl]
大豆製品の摂取によるLDL、HDL、中性脂肪、総コレステロール値への好影響はいずれも同様に見出されたということです。
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