来年の米国大統領選を目指して、共和党の予備選では候補者が乱立しています。
本命は、政治家が本業のブッシュ氏なのでしょうけれど、現時点での世論調査では、実業家のトランプ氏が人気を得ています。
トランプ氏の最近の失言の後の最初のスピーチを聞いてみました。
確かに、一般向けに面白く話す感じではあります。
現在の駐日米大使の経緯などは、(日本が云々というのではなくて)民主党相手の話題と考えれば、まあ許容範囲かもしれません。
しかし、日本、中国、メキシコが立て続けに並びたてられて、言及されるのは、少し違和感がありました。
C-SPANで、ブッシュ氏のスピーチと質疑応答もみましたが、共和党の政治家、という印象でした。。
さて、本日の私的なお勉強日記です。
今月の補完代替医療の専門ジャーナル(電子版)に、緑茶抽出物による白血球の機能への影響を調べた臨床研究が報告されていました。
(
J Complement Integr Med. 2015 Aug 8.)
白血球は、免疫機能を担っており、急性疾患から慢性疾患に至るまで多くの病態の改善に重要な作用を有しています。
緑茶には、ファイトケミカルの1種、カテキン類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。
今回の研究では、
緑茶摂取による、
白血球の機能への作用が検証されました。
具体的には、
ボランティアの被験者に、
1日あたり300mgの緑茶抽出物を14日間投与し、
白血球の機能が調べられています。
白血球機能の指標として、
被験者の全血をバクテリア由来のペプチド(fMet-Leu-Phe)で刺激した際の、
ミエロペルオキシダーゼmyeloperoxidase とラクトフェリンlactoferrinの放出として測定されました。
(ミエロペルオキシダーゼは、好中球や単球に含まれており、生体防御で作用します。ラクトフェリンは、好中球から放出されます。)
また、
血漿中のスカベンジャー機能として、抗酸化能も測定されています。
解析の結果、
緑茶抽出物の14日間の投与によって、
バクテリア由来ペプチドで刺激時の、全血からのミエロペルオキシダーゼとラクトフェリン放出の有意な亢進が認められました。
(p<0.05)
これは、成熟好中球と単球を含む白血球数の活性化をもたらします。
このとき、
総抗酸化能の有意な亢進も見出されました。
(p=0.05)
次に、
4週間のwash-outにより、
これらの指標の変化は、消失し、緑茶抽出物投与前の値に戻ったということです。
緑茶抽出物の摂取により、
遊走白血球数の増加傾向も認められています。
(ただし、投与前後での有意差はナシ。また、正常範囲内での変動。)
以上のデータから、
緑茶抽出物の14日間の摂取による白血球機能の亢進、抗酸化能の亢進作用が示唆されます。
今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。
緑茶に関する最近の研究では、次の報告があります。
緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析
緑茶による高血圧改善作用:メタ解析
1日1杯の緑茶が子宮体がんリスクを11%低下:メタ解析
コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下
緑茶抽出物による減量効果
緑茶摂取による胃がんリスク低下効果
緑茶による酸化ストレス軽減作用@高齢者
緑茶による高齢者での認知機能改善効果
緑茶カテキンによる運動時の抗酸化能亢進作用
緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用
緑茶による脳内炎症抑制と脳神経保護作用
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