スポーツ栄養学の専門ジャーナルに、トンカット・アリによる抗ストレス作用と強壮作用を示した
(
J Int Soc Sports Nutr. 2013 May 26;10(1):28.)
トンカット・アリ(学名Eurycoma longifolia)は、東南アジア原産のハーブで、マレーシアの民間療法では強壮・催淫薬として用いられてきました。
近年、マレーシアを中心に、トンカット・アリに関する研究が進められています。
最近では、
トンカット・アリによる男性更年期障害改善作用を示した臨床研究も知られています。
トンカット・アリ標準抽出物には、主な成分のクワシノイド(quassinoid,変形テルペノイド)として、eurycomanone(ユーリコマノン)やeurycomanolなどが含まれています。
これまでの研究では、トンカット・アリによる遊離テストステロンの増加、性欲の亢進(性欲減退の改善)、抗疲労作用、ウェルビーングの改善といった働きが示唆されています。
さて、今回の研究では、トンカット・アリによるストレスおよび気分・感情への影響が調べられました。
具体的には、
被験者63名(男性32名、女性31名)を対象に、
トンカット・アリ抽出物
あるいは偽薬が4週間投与され、
中程度のストレス下での作用が測定されています。
解析の結果、
トンカット・アリ投与群では、
緊張の改善(-11%), 怒りの低下(-12%), 混乱の改善(-15%)が見出されました。
ストレスホルモン(唾液中コルチゾールとテストステロン)値も、トンカット・アリ投与によって有意に改善しています。
(コルチゾール値は16%低下、テストステロン値は37%増加。)
以上のデータから、
トンカット・アリ根抽出物投与によって、
ストレス暴露の男女における抗ストレス作用・強壮作用が示唆されます。
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