サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

2013年05月  >
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリアーカイブ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
群? (05/25)
整形美容 (05/25)
整形美容 (05/25)
PIG (05/25)
prada bags (05/25)
burberry bags (05/25)
キノコ類によるIL-23を介した免疫調節作用 [2013年05月23日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、シイタケなどのキノコ類による免疫調節作用のメカニズムを調べた基礎研究が、米国のグループ(Oklahoma State University)から報告されていました。
(Nutr Res. 2013 May;33(5):388-396.)



キノコ類には、ベータグルカンなどの多糖類が含まれており、免疫調節作用を介した抗がん作用や生活習慣病予防作用などが示唆されています。


そこで、食用キノコや薬用キノコは、健康食品・サプリメントの成分としても用いられています。



例えば、アガリクス霊芝メシマコブ、マイタケ
などです。



これらのキノコ類に関する研究として、まず、多くの基礎研究で抗がん作用や免疫調節作用が知られています。
臨床研究では、QOL改善作用を示した報告などがあります。
(がんの補完療法としてのRCTを組むのは容易ではありません。)

また、食用キノコとしてシイタケ(Lentinus edodes)には、有効成分としてレンチナン((1-6,1-3)-β-グルカン)が含まれています。





インターロイキン-23(IL-23)は、炎症性サイトカインの1つで、病原体の感染が生じたときに、樹状細胞やマクロファージで産生されます。

(樹状細胞は、抗原提示細胞として働く免疫細胞の1種です。)


IL-23の受容体は、Th17細胞に発現しており、Th17の増殖や安定化に関与しています。



先行研究では、

HL60細胞において、食用キノコ類由来抽出物投与による抗菌物質α-ディフェンシンの増加が示されています。




今回の研究では、各種の食用キノコ類摂取によるIL-23産生と腸管炎症への影響が調べられました。



具体的には、8週齢のC57BL/6マウスを用いて、

対照群

あるいは、

5%シャンピニオン(White button mushroom、学名Agaricus bisporus)投与群、

5%ポルタベッラ(portabella)投与群、

5%シイタケ投与群

の各群(n=7〜8)について6週間の介入が行われました。



6週間の最後の5日間に、

in vivoおよびin vitroにて3%DDS誘導性サイトカイン分泌の測定が行われ、

各キノコ類投与によるIL-23分泌が測定されています。






まず、

DSS非投与群では、

キノコ類投与によって、血中IL-23値の有意な増加とIL-6の有意な低下が認められました。(P < .05)



次に、

DDS投与群では、

キノコ類投与によって、IL-6とIL-23の有意な増加が見出されています。
(P < .05)




さらに、

キノコ類は、

カードラン(curdlan)誘導性IL-23分泌を亢進し、

キノコ類のIL-23分泌促進は、

ラミナリン (laminarin)投与による阻害が認められなかったことから、

デクチン-1(dectin-1)依存性および非依存性の2つの経路を介して作用すると考えられます。





いずれのキノコ類投与でも大腸でのIL-6上昇は認められましたが、

WBMとシイタケの2群において、IL-23値の上昇が見出されました。




以上のデータから、

これらの食用キノコ類は、IL-23を介した腸管免疫調節作用を有すると考えられます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:54 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
葉酸サプリメントによる大腸がん一次予防効果 [2013年05月22日(水)]
今月のがん予防の研究ジャーナル(電子版)に、葉酸サプリメントによる大腸がんの一次予防効果を示した臨床研究が、中国のグループから報告されていました。
(Cancer Prev Res (Phila). 2013 May 16.)



大腸腺腫は、大腸がん(結腸・直腸)の前駆段階であり、

いくつかの因子が、大腸腺腫リスク低下作用が示唆されています。




今回の研究では、

葉酸サプリメントによる大腸腺腫リスクへの影響が調べられました。




具体的には

大腸腺腫を有していない50歳以上の被験者を対象に、

・1日あたり1,000μg(1mg)の葉酸サプリメント投与群、

・非投与群

の2群について、3年間の介入が行われ、

血中葉酸値および大腸内視鏡による評価が行われました。




791名(91.98%)が試験を完了しました。





大腸腺腫は

葉酸サプリメント投与群では64名(14.88%)、

非投与群では132名(30.70%)

に認められました。




まず、

葉酸サプリメントによって大腸腺腫リスクが51%低下、という相関が見出されています。



また、

左側の腺腫については、

葉酸サプリメント投与によって46%リスク低下となっています。



さらに、

進行型では

葉酸サプリメント投与群において、64%リスク低下が認められました。




なお、

3個以上の複数個の腺腫では、リスク低下傾向のみで有意差は認められていません。

(unadjusted RR, 0.70; 95%CI: 0.36-1.77; P=0.38)



右側の腺腫でも有意差は認められていません。

(unadjusted RR,0.55; 95%CI: 0.30-1.00; P=0.07)




その他、

葉酸の血中濃度が低いほど、

大腸腺腫リスクが高いという相関が見出されています。




以上のデータから、

1日あたり1,000μg(1mg)の葉酸サプリメント投与による大腸腺腫リスク低下作用(一次予防効果)が示唆されます。




葉酸はビタミンB群の一つです。



妊娠初期に不足すると、小児の発達障害を生じ神経管欠損症のリスクを高めることから、日本でも、妊娠中の葉酸サプリメントの利用が推奨されています。


(葉酸は、妊娠初期において重要ですので、妊娠がわかってから摂取するのではなく、妊娠を計画している時点で摂り始めるのがポイントです。)


成人の場合、生活習慣病、特に動脈硬化性疾患に対する葉酸サプリメントの効果が知られています。

また、大腸がん抑制など抗がん作用も知られています。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:56 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
統合医療アカデミックヘルスセンターにおいて提供される補完代替医療(CAM) [2013年05月21日(火)]
今月の家庭医学の専門ジャーナル(電子版)に、統合医療アカデミックヘルスセンターにおいて提供されている補完代替医療(CAM)を調べた研究が、米国のグループ(University of Washington)から報告されていました。
(Fam Med. 2013 May;45(5):330-4.)




統合医療とは、

患者本位の全人的医療を志向する個別化医療であり、

現代西洋医学を中心とした医療に、一定の科学的根拠が示された伝統医療や補完代替医療を取り入れることも考慮します。




北米地域では、大学や研究機関の附属病院などアカデミックヘルスセンターが、統合医療を標榜した診療施設を開設しています。





今回の研究では、

米国のアカデミックヘルスセンターにおいて、

統合医療を標榜している臨床医および医療従事者が行っている臨床実践・研究・教育の内容が調べられました。




具体的には、

アカデミックヘルスセンター付属(関連)の統合医療クリニック30施設における

医療従事者(MDs, DOs, PAs, nurse practitioners)を対象に、調査が行われています。





162名中136名(84%)から回答が得られました。


解析の結果、

もっともよく施行されていたCAMは、

--呼吸法(66%),

--ハーブ(61%),

--瞑想法(44%),

--機能医学(34%)

でした。



また、臨床家が患者を紹介する先として多いCAM療法は、

--鍼(96%),

--マッサージ(92%),

--ヨーガ(85%),

--瞑想法(79%).

という順になっています。




その他、

回答者は、

20%の時間を医学生の教育に費やしていました。



さらに、

63%の回答者は、過去1年間に研究に参加していました。





以上のデータから、

米国のアカデミックヘルスセンター付属統合医療クリニックでは、

代表的なCAMが施術・紹介されており、

教育や研究も行われていることが示唆されます。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:54 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
小児のアトピー性皮膚炎に対する機能性食品成分@メタ解析 [2013年05月20日(月)]
皮膚科学の専門ジャーナル(電子版)に、庄野のアトピー性皮膚炎に対する機能性食品成分の効果を調べたメタ解析が、米国のグループ(UC at Davis School of Medicine)から報告されていました。
(JAMA Dermatol. 2013 Mar;149(3):350-5.)




今回の研究では、

新生児から3歳未満の小児において、

アトピー性皮膚炎の発症予防および重症度の軽減に作用する機能性食品成分が調べられています。


具体的には、Medlineなど主要な医学データベースが1946年1月1日から2012年8月27日まで検索され、ランダム化比較試験とコホート研究の92報が抽出されました。




21報の合計6,859名が解析対象となっています。


(4,134名の小児あるいは母親が対照群。)



17報中11報では、

機能性食品によるアトピー性皮膚炎の予防効果が見出されました。




また、6報中5報では、重症度の軽減が認められたということです。



具体的な成分として、最もエビデンスが高いのは、

母子へのプロバイオティクスの投与でした。

(アトピー性皮膚炎の発症予防及び重症度の軽減作用)





特に、Lactobacillus rhamnosus GGについて、アトピー性皮膚炎予防の長期的な働きが示されています。



また、

γ(ガンマ)-リノレン酸(γ-linolenic acid、GLA)では、アトピー性皮膚炎の重症度軽減の有効性が見出されました。



さらに、

プレバイオティクスと

ブラックカレント(クロフサスグリ)種子オイル(=GLAとオメガ3系脂肪酸の組み合わせ)は、

それぞれ、アトピー性皮膚炎の発症リスク低減に有用でした。





以上のデータから、

プロバイオティクス、プレバイオティクス、GLAといった機能性食品成分(サプリメント成分)は、

乳幼児のアトピー性皮膚炎の発症予防および重症度軽減に有効であると示唆されます。




これまでに次のような研究も知られています。

プロバイオティクスによる小児のアトピー性皮膚炎予防効果






DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


複合サプリメント(グッドスルー)


植物性乳酸菌飲料


などを製品化しています。



また、プレバイオティクスとしては、

食物繊維

があります。






------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------
posted at 23:55 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
セミナー出講@統合医療学院 [2013年05月19日(日)]
本日、統合医療コーディネーター養成セミナー (統合医療学院)にて、


「最新栄養学と食事療法 B−サプリメント・機能性食品の臨床的意義と適正使用情報」


として出講いたしました。




------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:58 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(13)
ビタミンDと上気道感染症の関連@小児 [2013年05月18日(土)]
今月の感染症学の専門ジャーナル(電子版)に、小児において、血中ビタミンD値と、冬季の上気道ウイルス感染症リスクとの関連を調べた研究が、カナダのグループ(Hospital for Sick Children)から報告されていました。
(Clin Infect Dis. 2013 May 15.)



さまざまな生活習慣病や慢性疾患において、血中ビタミンDの低値が見出されており、
ビタミンDサプリメント投与による改善作用が知られています。





さて、今回の研究では、

小児において、

血中ビタミンD値(25[OH]D)と、(臨床検査で確定診断された)ウイルス性呼吸器感染症(上気道感染症)リスクとの関連が検証されました。





具体的には、

2008年12月22日から、2009年6月23日までの間に、

カナダのフッター派(Hutterite)コミュニティでの3歳から15歳までの小児743名を対象に調査が行われています。




フォローアップ中、229名(31%)が、1回以上の上気道感染症を発症しました。

(臨床検査データにて、ウイルス性上気道感染症と確定診断。)






解析の結果、

若年者ほど、

また、

血中ビタミンD値が低いほど、

ウイルス性上気道感染症リスクが高い、

という相関が認められたということです。





血中25(OH)D値が75 nmol/L以下のとき、

ウイルス性上気道感染症リスクが50%増加しました。

(HR 1.51, 95% CI 1.10, 2.07, p=0.011)



また、

50 nmol/L以下では、

70%近いリスク増加が認められています。

(HR 1.67, 95% CI 1.16, 2.40, P=0.006)





以上のデータから、

15歳以下の小児では、

血中ビタミンD値が低いほど、

冬季のウイルス性上気道感染症リスクが高くなることが示唆されます。





今後、介入試験による検証が期待されます。






一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、
臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/ml増加する、
という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------
posted at 23:52 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(15)
レスベラトロールによる糖尿病性心筋症の改善作用 [2013年05月17日(金)]
今月の循環器病学の専門ジャーナル(電子版)に、レスベラトロールによる糖尿病性心筋症の改善作用を示した基礎研究が報告されていました。
(Cardiol J. 2013 May 15)



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。




レスベラトロールは、抗炎症作用や抗酸化作用を有しており、生活習慣病予防やアンチエイジングでの研究が進められています。



さて、今回の研究では、

レスベラトロールによる糖尿病性心筋症(diabetic cardiomyopathy)への作用が検証されました。



糖尿病性心筋症では、高血糖状態の継続による酸化ストレスが、病態の伸展に関与することから、抗酸化作用を持つ機能性食品成分の効果が想定されます。



具体的には、

糖尿病モデルラットを用いて、

・対照群、

・糖尿病群、

・対照群+レスベラトロール投与群、

・糖尿病+レスベラトロール投与群

の4群(各群n =12)について、4週間の介入と比較が行われています。




解析の結果、

レスベラトロール(5 mg/kg/day)の投与によって、

・糖尿病に伴って認められる心筋細胞における抗酸化酵素活性の低下の有意な抑制、

(SOD活性;3.88 ± 0.48 vs. 1.49 ± 0.43 U, p < 0.05, カタラーゼ活性; 2.72 ± 0.26 vs. 1.18 ± 0.19 nmol/min/ml, p < 0.05)


・心筋の酸化ストレスマーカー亢進に対する有意な抑制、

(5.01 ± 0.37 vs. 7.23 ± 0.51 ng, p < 0.05 for 8-isoprostane, 6.03 ± 0.87 vs. 8.49 ± 0.52 &#181;mol, p < 0.05 for nitrite/nitrate, and 0.44 ± 0.03 vs. 0.59 ± 0.04, p < 0.05 for oxidized/reduced glutathione ratio)


が見出されました。



また、炎症マーカーであるNF-κB活性の抑制(=抗炎症効果)、

(0.37 ± 0.09 vs. 0.60 ± 0.11, p < 0.05)



アポトーシス作用の促進、
(0.98 ± 0.28 vs. 1.63 ± 0.16, p < 0.05)

も認められました。


さらに、

左室圧亢進に対する抑制作用、
(72.46 ± 8.16 vs. 52.01 ± 11.32 mmHg, p < 0.05)

冠血流の変化
(14.08 ± 1.09 vs. 11.75 ± 1.43 ml/min × g, p < 0.05)

なども見出されたということです。





以上のデータから、

糖尿病性心筋症におけるレスベラトロール投与による病態改善・進展抑制作用が示唆されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。








現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


という報告が知られています。


DHCでは、レスベラトロールを製品化しています。








------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:52 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(9)
地中海食+エクストラバージンオリーブオイルによる認知機能改善作用 [2013年05月16日(木)]
今月の神経精神医学の専門ジャーナル(電子版)に、地中海食+エクストラバージンオリーブオイルによる認知機能改善作用を示した臨床研究が、スペインのグループ(University of Navarra)から報告されていました。
(J Neurol Neurosurg Psychiatry. 2013 May 13)




オリーブオイルは、単価不飽和脂肪酸というだけではなく、最近の研究では、エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイルに含まれるファイトケミカル・ポリフェノールによる抗酸化作用や抗炎症作用、動脈硬化抑制作用といった機能性が広く知られています。



地中海食は、スペインやギリシャ、南フランスなど地中海地方の伝統食です。

野菜や果物、全粒の穀類、種実類、オリーブオイルの利用が多いという特徴があります。


地中海食は、健康増進や疾病予防に有用であることが知られており、多くの研究によってエビデンスが示されています。


例えば、

地中海食で死亡率が半減する

という研究があります。




さて、今回の研究では、

地中海食と低脂肪食について、高齢者の認知機能への影響が調べられました。



具体的には、

心臓病のハイリスク群522名(男性が44.6%、平均年齢74.6 ± 5.7)を対象に、


・地中海食+エクストラバージンオリーブオイル投与群

・地中海食+ナッツ類摂取群

・対照群(脂肪の摂取量を減らすように指導を受けた低脂肪食群)

の3群のいずれかを割り当て、

6.5年間のフォローアップが行われました。

(PREDIMED-NAVARRAというランダム化比較試験の一環です。)




認知機能の指標として、

Mini-Mental State Examination (MMSE) とClock Drawing Test (CDT)が6.5年後に行われています。




年齢や性別、教育、ApoE変異、認知機能障害や認知症の家族歴、喫煙、身体活動、BMI、高血圧、脂質異常症、糖尿病、飲酒、総エネルギー摂取といった交絡因子で補正後、


まず、

低脂肪食摂取群に比べて、

地中海食+エクストラバージンオリーブオイル投与群では、

MMSE とCDTのスコアがいずれも有意に高値でした。

(adjusted differences: +0.62 95% CI +0.18 to +1.05, p=0.005 for MMSE, and +0.51 95% CI +0.20 to +0.82, p=0.001 for CDT)


また、

低脂肪食摂取群に比べて、

地中海食+ナッツ類摂取群でも、同様でした。

(adjusted differences: +0.57 (95% CI +0.11 to +1.03), p=0.015 for MMSE and +0.33 (95% CI +0.003 to +0.67), p=0.048 for CDT)





以上のデータから、

地中海食+エクストラバージンオリーブオイルあるいはナッツ類の摂取によって、高齢者における認知機能が改善すると考えられます。







------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:56 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
コエンザイムQ10による多発性硬化症での酸化ストレス減少作用 [2013年05月15日(水)]
今月の神経病学の専門ジャーナル(電子版)に、多発性硬化症における酸化ストレス障害に対するコエンザイムQ10の作用を示した臨床研究が報告されていました。
(Int J Neurosci. 2013 May 10.)




多発性硬化症は、中枢性脱髄疾患の一つで、

さまざまな神経症状が生じ、再発と寛解を繰り返す難治性疾患です。



慢性炎症を示し、酸化ストレスの亢進が存在します。





コエンザイムQ10は、体内で産生される成分ですが、加齢により減少します。



抗酸化作用とATP産生作用を介した生活習慣病予防効果が知られており、アンチエイジング分野では基本となるサプリメントです。




また、いくつかの慢性疾患や生活習慣病でも、内在性コエンザイムQ10の低下が認められます。





コエンザイムQ10は、細胞内のミトコンドリア呼吸鎖で作用する抗酸化成分です。




そこで、今回の研究では、コエンザイムQ10による多発性硬化症(MS, Multiple Sclerosis)での酸化ストレスへの作用が検証されました。



具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

再発と寛解を繰り返す多発性硬化症(MS)患者を対象に、

・コエンザイムQ10サプリメント(500 mg/day, n = 24)投与群、

・対照群(n = 24)

の2群について、12週間の介入が行われ、

投与前後で、酸化ストレス障害の指標(MDA, 総抗酸化能TAC、抗酸化酵素活性など)が測定されました。





45名が試験を完了しました。




解析の結果、

12週間後の時点において、

対照群に比べて、

CoQ10投与群では、

SOD活性の有意な増加(P = 0.013)、

MDA値の有意な低下(P = 0.003)

が認められました。





その他の指標では両群間に有意差は示されていません。




以上のデータから、

1日あたり500mgのコエンザイムQ10サプリメント投与によって、

再発と寛解を繰り返す多発性硬化症患者における酸化ストレス状態の改善効果が示唆されます。


今後、さらに臨床的意義の検証が期待される分野です。





コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。



還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)


コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。


したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。


一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、還元型CoQ10の利用が推奨されます。







------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:54 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(7)
ザクロによる放射線暴露後の神経障害抑制作用 [2013年05月14日(火)]
補完代替医療の専門ジャーナルに、ザクロ摂取による放射線暴露後の神経障害に対する抑制効果を示した基礎研究が、米国のグループ(Loma Linda University)から報告されていました。
(Evid Based Complement Alternat Med. 2013;2013:940830.)




航空機での飛行中などを含めて、

放射線暴露は、身体面や精神面に負荷となり、認知機能にも影響を与えると考えられています。

(なお、論文著者らは、NASAが計画する、宇宙での長期滞在を想定して、仮説の検証を進めています。)


放射線による細胞レベルでの障害に対して、抗酸化剤の有用性が示唆されます。




そこで、今回の研究では、放射線による認知機能への影響に対するザクロの働きが調べられました。



具体的には、C57BL/6マウスを用いて、

・ザクロ投与群(n=48)

・対照群(n=48)

の2群に対して、2Gyの放射線照射(陽子照射)を行い、


照射後2か月間にわたり、行動指標によって、認知機能や運動機能が評価されています。




解析の結果、

まず、

放射線照射によって、対照群では、うつ病に類似した行動障害が見出されたのに対して、

ザクロ投与群ではその障害が抑制されたということです。




また、全般に、雌に比べて、雄では、

ロータロッドテスト(マウスでの運動機能の協調性や平衡感覚の指標)における悪化が見出され、

ザクロ投与によって、この障害も軽減されています。






以上のデータから、

陽子照射によって生じる行動異常は、雌よりも雄において顕著に生じること、

これらの変化は、抗酸化作用を有するザクロの投与によって抑制されうること、

が示唆されます。






今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:54 | この記事のURL
コメント(1) | トラックバック(13)
トマトと大豆による前立腺がんリスク抑制 [2013年05月13日(月)]
がん予防研究の専門ジャーナル(電子版)に、前立腺がんに対するトマトと大豆胚芽の作用を示した基礎研究が、米国のグループ(University of Illinois Urbana Champaign)から報告されていました。
(Cancer Prev Res (Phila). 2013 Apr 16)





これまでの基礎研究や疫学研究によって、

前立腺がんリスク低下作用を示す機能性食品成分が知られています。



代表的な成分に、トマトのファイトケミカルであるリコピン、大豆および大豆イソフラボンがあります。





さて、今回の研究では、食事由来のトマトと大豆胚芽について、単独および併用による前立腺の発がんに対する影響が調べられました。




具体的には、

4週齢のマウス前立腺モデル(C57BL/6 x FVB TRAMP) (n=119)を用いて、

・対照食(AIN-93G)投与群、

・10%トマトパウダー(TP)

・2%大豆胚芽パウダー(SG)

・両者の併用群(TP+SG)

の各群に関して14週間の介入試験が行われています。






解析の結果、

まず、対照食摂取群では、マウス全例が前立腺がんを発症しました。



これに対して、

介入群では、前立腺がん罹患率が有意に低くなっていたということです。


・対照食摂取群:100%

・TP群:61%, p<0.001

・SG群:66%, p<0.001

・TP+SG群:45%, p<0.001




前立腺がんリスク抑制作用は、

トマトと大豆胚芽の併用群においてもっとも顕著でした。




さらに、

TP、SG、TP+SGでは、

悪性腫瘍が存在する前立腺上皮において

アポトーシス指数が有意に増加し、

細胞増殖指数が低下しています。





細胞増殖指数/アポトーシス指数の比は、顕著に減少しました。




以上のデータから、

前立腺がんの予防に対して、

トマトと大豆の併用が有用であると考えられます。





今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。






トマトには、カロテノイド系ファイトケミカルの1種であるリコピン(リコペン)が含まれています。


赤色色素のリコピンは、抗酸化作用や抗がん作用を有しており、疫学研究では、肺がんや前立腺がん、大腸がん、脳卒中のリスク低減効果が示されています。


DHCでは、

リコピン


DHC飲む野菜1日350




などを取り扱っています。



また、
DHCでは各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなどを製品化しています。




大豆では、大豆タンパクによる脂質代謝改善作用、大豆イソフラボンによる女性ホルモン様作用や抗酸化作用を介した機能性などが知られています。


また、大豆イソフラボンには抗酸化作用があり、
非喫煙者の女性では、
大豆食品の摂取と、肺がんリスクとの間に負の相関が見出されています。




DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。




------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:54 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
オメガ3系脂肪酸とADHD小児の感情の関係 [2013年05月12日(日)]
今月の脂質研究の専門ジャーナル(電子版)に、ADHDの感情コントロールとオメガ3系脂肪酸との関連を調べた研究が、イギリスのグループ(King's College London)から報告されていました。
(Prostaglandins Leukot Essent Fatty Acids. 2013 May 6)




ADHD (注意欠陥・多動性障害Attention Deficit / Hyperactivity Disorder)とは、多動性や衝動性、注意低下などを特徴とし、発達障害のひとつとされています。


(米国での罹患率は、若年者の6-9%、成人の3-5%ということです。
また、若年者の罹患率は、世界的に類似した数値です。)



ADHDでは、主たる症状として、感情コントロールに乏しいことが知られています。



また、これまでの研究では、

小児や青少年のADHD患者におけるオメガ3系脂肪酸低値やオメガ3系必須脂肪酸サプリメントの働きが示唆されてきました。





そこで、今回の研究では、

血中のオメガ3系脂肪酸/オメガ6系脂肪酸比と感情誘発イベント(ERPs)について、

ADHDと非ADHDの小児の比較が行われました。





具体的には、ADHDの小児/青少年31名と、非ADHDの32名を対象に、

血中のオメガ3/オメガ6比と、タスク負荷時の感情プロセスとの関連が調べられています。






解析の結果、

非ADHD小児に比べて、

ADHD小児では、

オメガ3/オメガ6比が低い(=オメガ3系必須脂肪酸の血中濃度が低い)と、感情コントロールに乏しいという相関が認められたということです。




また、ADHD群では、

血中オメガ3系必須脂肪酸低値と、ERP異常値との間に有意な相関が見出されました。






以上のデータから、

ADHD小児でオメガ3系必須脂肪酸値が低いと、感情コントロールに乏しいことが示唆されます。




今後、ADHD小児患者に、EPA・DHAのオメガ3系必須脂肪酸サプリメント投与による症状改善が見られるかどうかといった介入研究による検証が期待されます。



EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。



EPAやDHAといったオメガ3系脂肪酸では、抗炎症作用を介した動脈硬化抑制作用による生活習慣病予防効果が知られています。


オメガ3系脂肪酸の抗炎症作用のメカニズムとして、以前は、オメガ6系との比率からアラキドン酸カスケードへの機序が考えられていました。


現在では、これに加えて、EPAとDHAの代謝物自体に抗炎症作用があることがわかっています。





臨床研究におけるオメガ3系脂肪酸の投与量は、1日あたり数百ミリグラムから4グラム程度です。


また、EPA:DHA=2〜3:1の割合です。


日本人の食事摂取基準では、EPAおよびDHAの摂取量を一グラム/日としています。


EPAもDHAも、どちらも健康維持や疾病予防に重要です。


一般に、DHAは脳の栄養素、EPAは血管の栄養素といえるでしょう。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:52 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用 [2013年05月11日(土)]
今月の消化器病学の専門ジャーナル(電子版)に、コーヒーの摂取による肝臓がん(肝細胞がん)リスク低下作用を示したメタ解析が、イタリアのグループ(Universit&#224; degli Studi di Milan)から報告されていました。
(Clin Gastroenterol Hepatol. 2013 May 6)




これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。



例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。


また、コーヒーやお茶などカフェイン含有飲料の摂取と、2型糖尿病リスクの低下との相関を示した研究も知られています。




さて、今回の研究では、コーヒーの摂取と、肝臓がん(肝細胞がんHCC)リスクとの関連について、メタ解析が行われました。


具体的には、1966年から2012年9月までのPubMed/MEDLINEから、

コーヒーの摂取と肝細胞がんあるいはHCCとの相関を調べた症例対照研究とコホート研究が抽出されています。



解析の結果、

まず、

16報のデータから、

コーヒー摂取群は、その量にかかわらず、

コーヒー非摂取群に比べて、

40%のリスク低下が認められました。


症例対照研究8報では合計3153のHCC例があり、
44%のリスク低下、


コホート研究8報では、36%のリスク低下となっています。




次に、用量依存性に関する解析では、

コーヒー非摂取群に比べて、

低用量摂取群では28%リスク低下、

高用量摂取群では56%リスク低下

が見出されました。


また、

1日あたり1杯のコーヒー摂取は、20%のリスク低下という相関が示されています。




コーヒー摂取とHCCリスクとの負の相関は、

被験者の性別や飲酒歴、肝炎や肝臓疾患の既往といった因子とは独立していました。




以上、16報のメタ解析データから、

コーヒーの摂取は、非摂取群に比べて、

HCCリスクが40%低下することが示唆されます。





コーヒーにはファイトケミカルの1種であるクロロゲン酸が含まれており、抗酸化作用を介した生活習慣病予防効果が示唆されています。


(カフェイン以外のコーヒーの主要な成分として、フェルラ酸(ferulic acid)、カフェ酸(caffeic acid,)、クロロゲン酸( chlorogenic acid)が知られており、いずれも抗酸化作用を示します。これらの中ではクロロゲン酸が比較的多く存在します。)



------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------
posted at 23:54 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(17)
セントジョーンズワートの安全性確認試験 [2013年05月10日(金)]
今月の補完代替医療の専門ジャーナルに、セントジョーンズワートの安全性を検証した基礎研究が報告されていました。
(BMC Complement Altern Med. 2013 May 6;13(1):97)




セントジョーンズワート(和名セイヨウオトギリソウ)は、軽症から中等度のうつ病に対して有効なハーブです。

SSRIなどの医薬品と同等の効果を有し、かつ、副作用は医薬品よりも少ないことが知られています。





さて、今回の研究では、

セントジョーンズワートの安全性に関する検証が行われました。




具体的には、

植物性細胞系及び実験動物を用いて、

細胞毒性や変異原性などが調べられています。



解析の結果、

まず、植物性細胞系では、細胞毒性は認められませんでした。



次に、

動物系(ex vivoでの骨髄細胞)でも、

経口投与あるいは腹腔内投与のいずれでも、

細胞毒性および変異原性は見出されていません。




さらに、植物性細胞系では、

シクロホスファミドによる染色体異常誘導活性に対して、抗変異原性が示されました。

(前処置にて76%の障害抑制、同時投与で95%の抑制、負荷後の投与で97%の抑制。)





以上のデータから、

セントジョーンズワートには細胞毒性や変異原性は認められず、

抗変異原性が示唆されることから、安全性は高いと考えられます。






実際に、セントジョーンズワートについては、数多くの臨床試験が行われており、安全性、有効性、経済性が示されています。




最近の研究では、次の報告があります。


うつ病治療におけるセントジョーンズワートの費用対効果


セントジョーンズワートはSSRIと同等の抗うつ作用を示す


セントジョーンズワートによるPCI後の残存血小板反応への影響


セントジョーンズワートの摂食障害に対する作用







うつ病に対して、セントジョーンズワートは、SSRIなどの医薬品と同等の効果を有し、かつ、副作用は医薬品よりも少ないという特徴があります。




DHCでは、セントジョーンズワートを主成分とするサプリメントや、複合サプリメントを取り扱っています。


(セントジョーンズワートは、単独の投与では、安全性と有効性の確立されたハーブです。

ただし、一部の医薬品との相互作用がありますので、医薬品との併用投与は避ける必要があります。)





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:52 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
栄養補助食品による高齢者の栄養障害改善作用 [2013年05月09日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、高齢者の栄養状態改善に対して栄養補助食品を用いた臨床研究が、台湾のグループから報告されていました。
(Int J Nurs Stud. 2013 May 3.)



一般に、

高齢者では、少食やタンパク質摂取の低下などによる栄養障害リスクが知られています。



そこで、タンパク質を主体とするフォーミュラ食などの栄養補助食品が有用と考えられます。



今回の研究では、

ナーシングホームなどの施設に入所している高齢者を対象に、栄養補助食品の投与による効果が調べられました。




具体的には、

24週間のランダム化二重盲検対照試験として、

台湾の私立の高齢者用ナーシングホーム入居者92名を対象に、

・対照群(n=45)

・介入群(n=47)

の2群について比較が行われました。



(被験者は、65歳以上、BMIは25以下、1ヶ月以上の入所期間、自発的な摂取、経口摂取が可能で、急性感染症はなく、寝たきりではない。)



介入群は、1日あたり50グラムの大豆タンパク質をベースにした栄養補助食品(タンパク質9.5グラム、エネルギー量250kcal、ビタミン類・ミネラル類) 投与群



栄養状態の評価は、MNAにより4週間ごとに行われています。




92名中82名が試験を完了しました。



解析の結果、

栄養障害リスクを有していた被験者において、

栄養状態の有意な改善が認められたということです。




介入群では、

体重やBMI、上腕周囲径、下腿周囲径、血中アルブミン、コレステロール値の有意な改善が見出されました(all p<0.05)。




ただし、ヘマトクリット数やヘモグロビン値、リンパ球数には有意な変化は認められていません。





以上のデータから、

高齢者における栄養障害のリスク低減として、

タンパク質・ビタミン・ミネラルを含む栄養補助食品が

簡便で有用な介入法であり、経済性にも優れていることが示唆されます。






日本でも高齢者施設や病院では、提供される食事だけでは栄養素が不足するため、補完的な食品として、タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルを含む飲料などが利用されています。




DHC製品では、DHCプロティンダイエット

が良質のたんぱく質ベースフォーミュラ食であり、

ビタミンやミネラルに加えて、コエンザイムQ10といったアンチエイジングのための機能性素材を含んでおり、

今回の研究のような目的にも応用が可能です。






------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:52 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
アトピー性皮膚炎とビタミンDの関係 [2013年05月08日(水)]
今月の皮膚科学の専門ジャーナル(電子版)に、アトピー性皮膚炎の病態とビタミンD値との関連を調べた研究が、ポーランドのグループ(Medical University of Warsaw)から報告されていました。
(J Am Acad Dermatol. 2013 May 2.)


さまざまな生活習慣病や慢性疾患において、血中ビタミンDの低値が見出されており、
ビタミンDサプリメント投与による改善作用が知られています。



ビタミンDは、免疫調節作用を有することから、アトピー性皮膚炎の病因における役割が注目されています。


例えば、関連した研究として、

ビタミンDによるアトピー性皮膚炎改善作用

などが知られています。





今回の研究では、アトピー性皮膚炎患者の臨床症状とビタミンD値の関係が検証されました。



具体的には、

アトピー性皮膚炎患者95名と、対照群58名を対象に、

臨床所見および血液生化学データが測定されています。




アトピー性皮膚炎の重症度は、

SCORAD indexによる評価が行われました。





解析の結果、

まず、血中ビタミンD値(25(OH)D3)の平均値は、両群間にて有意差は見出されていません。




次に、

血中ビタミンD値が低いアトピー性皮膚炎患者ほど、

細菌性皮膚感染の頻度が高いことが見出されています。





その他の臨床検査データや臨床所見について、両群間に有意差は認められていません。





ビタミンDサプリメント投与後、

SCORAD indexは有意に改善しました(P < .05)。




以上のデータから、

血中ビタミンD値が低い患者では、臨床症状指標がよくないこと、

ビタミンDサプリメントの投与によって、指標が改善すること、

が示唆されます。




今後、さらに検証が期待される分野です。






一般に、
健康保持や疾病予防の目的で利用されるビタミンD3サプリメントの摂取量は、
1日あたり
25マイクログラム(1,000IU)から50マイクログラム(2,000IU)です。


ビタミンDは、免疫調節作用や抗がん作用など、多彩な作用を有する脂溶性ビタミンの1種です。

多くの生活習慣病や慢性疾患、難治性疾患の患者群において、ビタミンD低値が示されており、ビタミンDサプリメントの臨床的意義が注目されています。



日本からの報告では、

ビタミンDサプリメントのインフルエンザ予防効果


が知られています。


また、さまざまな生活習慣病では、血中ビタミンD値が低いことが知られており、健康保持や疾病予防のために、ビタミンDサプリメントの摂取が推奨されます。


(欠乏症の予防ということでは通常の食事からでも補えますが、疾病予防という目的では、1日あたり1,000〜2,000
IUの摂取が必要であり、サプリメントを利用することになります。)



今日では、ビタミンD欠乏症の典型例のような疾患は少ない一方、血中ビタミンDの低値が広く認められることから、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的としたビタミンDサプリメントの利用が推奨されます。


日本人の間でも、ビタミンDの潜在的不足/欠乏が顕著になっています。


たとえば、
日本人妊婦の90%がビタミンD不足


血中ビタミンD値が高いと大腸腺腫リスクが低い

というデータがあります。



DHCでは、ビタミンD3サプリメントを製品化しています。


ビタミンDサプリメントに対する効果には個人差がありますが、
臨床的には、ビタミンDサプリメントを1,000IU/日の用量で投与すると、血中25ヒドロキシビタミンD値が10ng/ml増加する、
という報告もあります。

マルチビタミンのビタミンDはRDAのための設定ですので、別途、ビタミンDサプリメントの利用となります。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:58 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
エクストラバージンオリーブオイルの抗酸化作用と脂質代謝改善作用 [2013年05月07日(火)]
今月の老年医学の専門ジャーナル(電子版)に、エクストラバージンオリーブオイル摂取による抗酸化作用と脂質代謝改善作用を示した臨床研究が、スペインのグループ(University of Pablo de Olavide of Seville)から報告されていました。
(Arch Gerontol Geriatr. 2013 May 1)




オリーブオイルは、単価不飽和脂肪酸というだけではなく、最近の研究では、エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイルに含まれるファイトケミカル・ポリフェノールによる抗酸化作用や抗炎症作用、動脈硬化抑制作用といった機能性が広く知られています。




さて、今回の研究では、健康な高齢者におけるエクストラバージンオリーブ摂取による抗酸化系への影響が調べられました。

(一般に、高齢者では、酸化ストレス障害が増加し、防御システムである抗酸化系が低下しています。)



具体的には、

65-96歳の高齢者62名を対象に、

・対照群(n=39):通常の食生活を維持する群、

・オリーブオイル摂取群(n=23):エクストラバージンオリーブを50mL/日追加摂取する群

の2群について6週間の介入が行われています。





解析の結果、

まず、脂質代謝指標において、

オリーブオイル摂取群では、

総コレステロール、LDL、TGの有意な低下、

HDLの有意な増加

が認められました。


一方、

対照群では、有意な変化は認められていません。




次に、酸化障害の指標では、

対照群に比べて、

オリーブオイル投与群では、

血中の総抗酸化能(TAC)の有意な亢進が見出されました。



また、オリーブ由来のファイトケミカルであるヒドロキシチロソールの血中濃度は、エクストラバージンオリーブ摂取後に有意に増加しています。




さらに、
赤血球中でのカタラーゼ(抗酸化酵素の1種)の有意な増加などの変化も示されています。




以上のデータから、

健常な高齢者において、

通常の食事に、1日あたり50mLのエクストラバージンオリーブを追加して摂取することで、

脂質代謝への好影響、

抗酸化作用を有するヒドロキシチロソールの血中濃度上昇、

総抗酸化能の亢進

といった働きが示され、

エクストラバージンオリーブ摂取による抗酸化能の改善が示唆されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。





DHCでは、オリーブリーフ含有サプリメントを製品化しています。



オリーブオイルは、単価不飽和脂肪酸というだけではなく、最近の研究では、エクストラヴァージン(バージン)オリーブオイルに含まれるファイトケミカル・ポリフェノールによる抗酸化作用や抗炎症作用、動脈硬化抑制作用といった機能性が広く知られています。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:53 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
緑茶カテキンの乳がんに対する抗がん作用・抗炎症作用 [2013年05月06日(月)]
今月の細胞生物学の専門ジャーナルに、緑茶カテキンによる乳がんに対する抗がん作用と抗炎症作用を示した基礎研究が報告されていました。
(Vasc Cell. 2013 May 2;5(1):9.)




緑茶には、緑茶カテキンが含まれており、多くの基礎研究や疫学調査によって、抗がん作用、がんリスク低減作用が示されてきました。



特に、EGCGが主要な効果を示すと考えられています。




さて、今回の研究では、乳がんに対する緑茶カテキンEGCGの作用として、HIF-1alpha とNFkappaB活性への阻害作用、VEGF発現への阻害作用が検証されました。




具体的には、

雌C57BL/6 Jマウス(8週齢、n=16)にマウス乳がん細胞が播種され、

・EGCG投与(50--100 mg/kg/d)群(n=8)

・対照群(n=8)

の2群について、4週間の介入が行われています。



解析の結果、

対照群に比べて、

EGCG投与群では、腫瘍組織重量の有意な減少、

(0.37±0.15 vs. 1.16±0.30 g; P < 0.01),



腫瘍毛細血管密度の有意な減少、

(109±20 vs. 156±12 capillary /mm2; P < 0.01),



腫瘍組織でのVEGF発現の有意な低下、

(45.72±1.4 vs. 59.03±3.8 pg/mg; P < 0.01)


が認められました。




また、

乳がん組織において、

対照群に比べて、

EGCG投与によるHIF-1alpha とNFkappaB活性の有意な抑制、VEGF発現の有意な低下も示されました。




一方、

体重や心臓重量、

心臓および骨格筋での血管新生やVEGF発現には

EGCG(50μg/mL)の用量では、有意な変化は見出されていません。




以上のデータから、

緑茶に含まれる主要なカテキンのEGCGによる、乳がん細胞の増殖抑制作用が示唆されます。




今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。





これまでの多くの疫学調査で、緑茶の摂取と、胃がんなどのリスク低下との関連が示されています。


また、基礎研究では、緑茶ポリフェノールによる抗がん作用や抗酸化作用が見出されており、緑茶による抗がん効果が確立されています。


(ただし、緑茶ポリフェノール/カテキンによる介入効果は緩徐であるため、その抗がん作用を見出すことができなかった偽陰性の疫学データも散見され、ネガティブデータを好んで取り上げるメディアでみることもあります。)



DHCでは


カテキンの他、



緑茶製品も扱っています。







------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------
posted at 23:56 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
妊娠期におけるCAM(補完代替医療)の利用状況 [2013年05月05日(日)]
助産学の専門ジャーナル(電子版)に、妊娠期の女性におけるCAM(補完代替医療)の利用状況について調べた研究が、英国のグループ(Oxford University Hospitals)から報告されていました。
(Midwifery. 2013 Apr 27.)




近年、多くの研究によって、さまざまな疾患や状態におけるCAM利用が示されてきました。



今回の研究では、英国における妊婦でのCAM利用について、その状況と理由が調べられています。


具体的には、まず質問票による調査が行われ、次に、同意した対象者に面接調査が行われました。



解析の結果、

妊婦におけるCAM利用は、

・CAM利用によるメリット、

・西洋医学利用によるデメリット

の大きく2つの視点に基づいていることが明らかとなりました。



また、妊娠中のCAM利用について、

医師あるいは助産師が、利用者からの自己申告を受けることが稀であった、

ということです。





論文著者らは、

女性は、CAMを医学生物学以外のものとしてみており、

自らの健康保持やウエルビーングに対するホリスティック(全人的)アプローチとしてとらえていること、

医師へのCAM利用の開示が行われていないこと、

などと考察しています。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------


posted at 23:54 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
リコピンによる肥満での抗炎症作用 [2013年05月04日(土)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、リコピンによる肥満での抗炎症作用を示した基礎研究が報告されていました。
(Br J Nutr. 2013 May 1:1-7.)





一般に、肥満対策のサプリメントでは、脂肪分解促進や吸収抑制といったメカニズムが考えられます。


具体的には、

フォースコリー



ダイエットパワー

などに含まれる機能性食品成分です。





一方、


肥満やメタボリック症候群の病態には、慢性炎症が存在します。




慢性炎症は、肥満だけではなく、がんや動脈硬化性疾患など生活習慣病全般に共通する病態です。



そこで、


肥満やメタボリック症候群に対して、抗炎症作用を有する機能性サプリメントを投与
する、


というアプローチがあります。



さて、今回の研究では、

肥満モデル動物において、

リコピンによるアディポサイトカイン類の発現が調べられました。



具体的には、

Wistar雄ラットを用いて、

対照群(n=6)、

高エネルギー食投与群(n=12)の2群について6週間の介入が行われ、


その後、高エネルギー食投与群(肥満誘導群)を2群に分け、

高エネルギー食投与群(n=6)、

高エネルギー食+リコピン投与群(n=6)について

さらに6週間の介入が行われました。



(リコピンは10mg/kg体重/日の用量で投与。)




解析の結果、

まず、

血漿中のリコピンは、

対照群と高エネルギー食投与群では検出されませんでしたが、

高エネルギー食+リコピン併用群では、24 nmolでした。




また、

リコピン投与は、体重や体脂肪などの体組成には影響を与えませんでしたが、


レプチン、レジスチン、IL-6は、

脂肪細胞での遺伝子発現および血中濃度のいずれも有意に低下したということです。




その他、

リコピン投与によって、脂肪細胞におけるMCP-1遺伝子発現の有意な抑制も見出されています。



以上のデータから、

リコピン投与は、肥満において、慢性炎症の抑制作用を有することが示唆されます。



今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。





トマトには、カロテノイド系ファイトケミカルの1種であるリコピン(リコペン)が含まれています。


赤色色素のリコピンは、抗酸化作用や抗がん作用を有しており、疫学研究では、肺がんや前立腺がん、大腸がん、脳卒中のリスク低減効果が示されています。


DHCでは、

リコピン
http://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=2302

DHC飲む野菜1日350
http://www.dhc.co.jp/goods/goodsdetail.jsp?gCode=32254

などを取り扱っています。



また、
DHCでは各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなどを製品化しています。





------------------------------------------------------------------
医療機関専用サプリメント【DHC FOR MEDIC】(DHCフォーメディック)

医療関係者のための健康食品情報サイト【DHCサプリメント研究所】

【健康食品FAQ】

【DHCの研究開発】
------------------------------------------------------------------

posted at 23:56 | この記事のURL
コメント(0) | トラックバック(0)
| 次へ
プロフィール


医学博士 蒲原聖可
自己紹介
ブログ
リンク集

http://www.dhcblog.com/kamohara/index1_0.rdf
ログイン
Mypagetopに戻る