性機能学研究の専門ジャーナル(電子版)に、男性における性機能改善を目的としたCAM(補完代替医療)の利用状況に関する調査が、韓国のグループ(Seoul National University Boreamae Hospital)から報告されていました。
(
J Sex Med. 2012 May 22)
性機能の改善・亢進を目的にしたCAM利用に関しては、あまり研究データが知られていません。
そこで、今回の研究では、
男性における性機能の改善を目的としたCAMの利用状況調査が行われました。
具体的には、20歳から59歳の韓国人男性443名(平均年齢39.2歳)を対象に、
性機能(IIFE-5、SF-36)、CAM利用などについて調べられています。
この調査では、被験者を次の3群に分けています。
・CAM利用群
・CAM潜在群:現時点ではCAMを利用はしていないが利用する希望がある群
・CAM非利用群
被験者443名のうち、
49名 (11.1%) が、性機能改善を目的としてCAMを利用していました。
最もよく利用されていたCAMは、サプリメント・健康食品です。
CAM利用に関しての全般的な満足度は、 55.5±24.2%でした。
また、被験者のうち、192名はCAM潜在群に分類されています。
多変量解析の結果、
CAM潜在群での関連要素は、飲酒、自己申告によるED(勃起障害)、自己申告での早漏(PE;早期射精)でした。
CAM利用群での関連要素は、性的活動に対するポジティブな考えや態度、喫煙、SF-36の低スコアでした。
以上のデータから、
論文著者らは、性機能の改善を目的としたCAMの利用と、喫煙や飲酒、EDやPEとの関連を考察しています。
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