コエンザイムQ10は、抗酸化作用やATP産生作用を有する機能性成分で、体内でも産生されます。
しかし、加齢とともに内在性コエンザイムQ10は減少し、生活習慣病や慢性疾患でも低下がみられることから、アンチエイジング分野で広く摂取が推奨されているベーシックサプリメントです。
コエンザイムQ10が、食薬区分の変更によって、サプリメントの成分として利用できるようになったとき、
知り合いの循環器科の医師から、
(医薬品のノイキノンである)コエンザイムQ10の効果は疑問である、
という話を聞きました。
医薬品のコエンザイムQ10は、うっ血性心不全症状の治療薬であり、
1日の投与量が30mgとして保険収載されています。
一方、近年の臨床研究におけるコエンザイムQ10の投与量は、
1日あたり100mg前後が一般的であり、
病気の改善目的では、200mg以上の投与も行われます。
そのため、日本の循環器科の医師が、
臨床的な経験からコエンザイムQ10製剤であるノイキノンの効果を実感しない理由は、
単に投与量が少なすぎることにあります。
先日、ある学会で聴講したプレゼンでは、
還元型コエンザイムQ10を1日あたり200mg含むサプリメントによって、
高齢者のQOLが顕著に改善したという複数の症例が提示されていました。
DHCの「コエンザイムQ10 還元型」は、
1日2粒あたり 還元型コエンザイムQ10を 110mg含む製品です。
DHCの「コエンザイムQ10 包接体」は、
ナノサイズまで小さくしたコエンザイムQ10を環状オリゴ糖で包み、「包接体」とすることで吸収力・持続力アップした製品であり、
1日あたりの目安量で、90mgのコエンザイムQ10を摂ることができます。
DHCプロティンダイエット・ドリンクには、コエンザイムQ10が35mg含まれていますので、併せて利用すると125mgとなります。
コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。
還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)
コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。
したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、
酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。
一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、
還元型CoQ10の利用が推奨されます。
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