栄養学の専門ジャーナルに、血中カロテノイド類と肝機能指標との関連を調べた疫学研究が、浜松医科大学のグループから報告されていました。
(
Br J Nutr. 2016 Feb 26:1-8)
先行研究では、
抗酸化ビタミン類、カロテノイド類による肝障害リスク低下作用が示唆されています。
今回の研究では、
日本人を対象にした縦断研究により、
血中カロテノイドと、肝機能指標との関連が検証されました。
具体的には、
三ヶ日Mikkabi前向きコホート研究として、
30歳から79歳の日本人の男女1073名を対象に、
血中カロテノイド類と、肝逸脱酵素(ALT)との関連が調べられています。
(なお、1日60グラム以上のアルコール摂取、B型肝炎、C型肝炎、肝疾患に関連した服薬中の者は除外されています。)
被験者のうち、試験開始時にALTが正常値(>30 IU/ml)であったのは
男性213名、女性574名でした。
平均追跡期間7.4±3.1年の間に、
男性31名、女性49名が、新たにALT上昇を認めました。
交絡因子で補正後、
βカロテン、βクリプトキサンチン、総プロビタミンAカロテノイドが、
三分位で最高群では、
最低群に比べて、
ALT上昇リスクが、それぞれ、
57%低い(OR:0.43, 95 % CI 0.22, 0.81),
49%低い(OR:0·51, CI 0.27, 0.94)
48%低い(OR: 0.52, CI 0.28, 0.97),
という有意な相関が認められたということです。
また、
αカロテン、リコピンに関しても、
ALT上昇リスクの低下傾向が見出されています。
以上のデータから、
抗酸化作用を有するカロテノイド類の摂取が多いと、肝機能障害のリスクが低いと考えられます。
日本人において、非アルコール性肝障害の予防のために、カロテノイドの豊富な植物性食品の摂取が推奨されます。
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日本の基準では、1日あたり350グラム以上の野菜の摂取が推奨されています。
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