サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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緑茶ポリフェノールによる酸化ストレス障害の軽減@高電圧電線ワーカー [2016年08月07日(日)]

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さて、本日の私的なお勉強日記です。

環境薬理学の専門ジャーナルに、高圧電線による低周波電磁場の影響に対して、緑茶ポリフェノールの作用を検証した臨床研究が、中国のグループ(Jilin Electrical Power Company)から報告されていました。
(Environ Toxicol Pharmacol. 2016 Jul 26;46:183-187.)


緑茶には、ポリフェノール類が含まれており、抗酸化作用や抗炎症作用を介した生活習慣病予防効果が知られています。

高電圧電線による低周波電磁場(ELF-EMF)の健康への影響については、明確ではありません。

今回の研究では、

ELF-EMFによる酸化ストレス状態の変化および緑茶ポリフェノールによる作用が検証されました。

具体的には、

110-420kV のELF-EMFs作業環境にある被験者を含む867名を対象に、

緑茶ポリフェノールあるいは偽薬が投与され、

酸化ストレス関連指標として、

尿中の8-isoprostane と8-OHdGが測定されています。



解析の結果、

ELF-EMF曝露環境の被験者では、

尿中8-isoprostane と8-OHdGの有意な上昇が認められ、

12週間の緑茶ポリフェノール投与後のその上昇は消失しました。

なお、緑茶ポリフェノール投与中止3ヵ月後には、酸化ストレス障害に対する防御機構も消失しています。


以上のデータから、

高電圧電線による低周波電磁場(ELF-EMF)への暴露による酸化ストレス障害の亢進、

およびそれに対する緑茶ポリフェノール投与による抗酸化作用が示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。




緑茶に関する最近の研究では、次の報告があります。


緑茶による高血圧・脂質代謝改善@メタ解析



緑茶による高血圧改善作用:メタ解析 



コーヒーと茶飲料によるメタボリック症候群リスク低下



緑茶による酸化ストレス軽減作用@高齢者



緑茶による高齢者での認知機能改善効果



緑茶カテキンによる運動時の抗酸化能亢進作用



緑茶による報酬学習の改善と抗うつ作用



緑茶による脳内炎症抑制と脳神経保護作用





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