サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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胃がんリスクとなる食事の要素 [2010年04月30日(金)]
胃がんリスクと関連する食事の要素に関する調査研究が,セルビアのグループから報告されていました。
(J BUON. 2010 Jan-Mar;15(1):89-93.)



胃がんのリスクとして,塩分の摂取や喫煙などが広く知られています。


今回は,セルビアの病院において症例対照研究として,2005年から06年にかけて胃がんの確定診断を受けた102症例と,非がんである対照群の204例について,食事調査票による検討が行われました。



解析の結果,胃がんリスクとの正相関が示されたのは,肉類,デザート,ポテトなどであり,負の相関が見出されたのは,ネギ属の野菜(ネギ,ニンニク,ニラなど)や果物でした。



なお,豆類や魚類,乳製品については,有意差は認められていません。



平均的な日本人の食生活とは異なりますので比較は困難ですが,一般論として,塩分の摂りすぎを避け,喫煙せず,肉類を減らし,植物性食品を摂ることが推奨されます。




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フーディアの体内動態 [2010年04月29日(木)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に,フーディア由来成分の体内動態を調べた基礎研究が,米国のグループ(University of Mississippi)から報告されていました。
(Planta Med. 2010 Apr 22.)



フーディア(学名Hoodia gordonii)は,南アフリカに自生する多肉植物です。

食欲抑制作用があるとされ,米国ではダイエット用のサプリメント成分に用いられています。

(ただし,米国での製品について,その妥当性にはいろいろと議論があります。)




さて,今回の研究では,フーディアの食欲抑制作用に関連した主成分であると考えられているP57AS3 (P57)(オキシプレグナングリコシド)の体内動態が検証されています。


具体的には,雌マウスを用いて,フーディア(P57として25 mg/kgの用量)を単回で経口投与,あるいは静注投与を行い,血中および組織中(脳,肝臓,腎臓,小腸)分布が測定されました。


まず,単回経口投与の結果,血中のP57は0.6時間でピークに達しています。


静注投与によるP57の血中クリアランス率は,1.09 L/h/kgでした。


P57は,比較的速やかに組織中へ移行し,4時間以内に消失したということです。


組織では,腎臓が最も高濃度であり,肝臓と脳が続きました。



一方,経口投与では,P57は脳では見出されず,小腸,腎臓,肝臓での検出は低濃度でした。


(組織/血漿比は,静注では脳:0.33,肝臓:0.57,腎臓:0.75,経口投与では小腸:0.11,肝臓:0.02,腎臓:0.04)



半減期は,経口投与および静注投与のいずれも同程度であり,経口でのバイオアベイラビリティは47.5%という結果になっています。



以上のデータから,フーディアの主成分であるP57は,一定のバイオアベイラビリティがあると考えられますが,比較的速やかに代謝されてしまうと思われます。



今後,臨床的意義の検討が期待される分野です。



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マルチビタミンの摂取は推奨できます。 [2010年04月28日(水)]
先月の栄養学の専門ジャーナル(電子版)に,マルチビタミンの利用と乳がんリスクとの関連を示唆した調査研究が,スウェーデンのグループから報告されていました。
(Am J Clin Nutr 24 March 2010.)




マルチビタミンは,年齢や性別に関係なく,摂取が推奨されている,ベーシックなサプリメントです。


近年の食材や食生活の変化,ライフスタイルの変化に伴う栄養素の潜在的な摂取不足を補うともに,保健効果も期待されます。



さて,今回の報告は,スウェーデンでのコホート研究として,49歳から83歳までの35,329名の女性を対象に,スウェーデンにて行われた調査研究です。

(1997年に質問票にて,マルチビタミンの摂取を調べたコホート研究。)



平均9.5年間のフォローアップ期間中,974名の女性が乳がんと診断されています。


また,9,017名の女性がマルチビタミンサプリメント(といってもその内容は多岐にわたると考えられます)を摂取しており,293名が乳がんと診断されました。



相関関係を調べた統計処理の結果,マルチビタミン利用者のほうが,非利用者よりも乳がんリスクが高いというデータになったということです。

(RR=1.19 95% CI: 1.04, 1.37)


この論文を受けて,
広く利用されているマルチビタミンに関連したネガティブデータとして,いくつかのメディアで取り上げられています。



ただ,日本のメディアでの取り上げ方は,消費者の不安をあおるような報道になっていますので,論文の意義について,混乱しないように注意が必要です。




まず,必須栄養素の補助として一般に利用されている,一日目安量に準じた内容を含むマルチビタミン製品の摂取は,がんの原因となることは考えられません。


これまでに報告されてきた,マルチビタミンに関する多くの研究では,今回のスウェーデンでの研究データは支持されていません。


例えば,昨年,内科学の専門ジャーナルに発表された,米国での大規模な疫学研究では,16万人以上の女性が対象となり,乳がんも含めて,さまざまながんおよび心疾患について調べられた結果,マルチビタミンの長期間の摂取と,がんや心臓病のリスクとの相関は見出されていません。


(実際,今回の研究の論文著者らも,マルチビタミンと乳がんとの因果関係は不明であるとしています。)




(さらに,ロイターヘルスの取材に対する論文著者からの回答では,乳がんにリンクする項目として,研究者が測定していなかった要素が,乳がんの原因となっている可能性も認めています。)





発がんのメカニズムを科学的に考えるとき,通常の必須栄養素を,推奨量に準じて含むマルチビタミン製品が発がんの原因となるという解釈は,これまでに集積された研究および構築された科学的根拠から否定されます。



(介入の大きさ,効果のサイズを考慮するとき,日常生活における発がんリスク--受動的喫煙,環境汚染物質,ストレスや加齢による免疫力の低下--の影響のほうが,はるかに甚大であることは自明でしょう。

また,マルチビタミン製品の成分は,通常の食品にも含まれているわけですので,マルチビタミン製品に由来する緩徐な介入効果だけを取り出して,因果関係を証明することは不可能です。

今回の疫学研究は,マルチビタミン摂取の有無という項目で取り出したときに,偶発的に統計学的な有意差・乳がんとの相関関係が見出された,という印象です。)



(なお,作用機序に関して,理論的な可能性として,葉酸云々の議論もあります。
私見ですが,こちらも机上の空論に近い,無理な推論と考えます。
この議論での葉酸については,一致したデータは存在しません。)



(繰り返しになりますが,「相関関係」と「因果関係」は別です。相関関係から因果関係を導くには,基礎研究から臨床研究までの集積と,それらの多くからの支持が必要です。)


一般論ですが,メディアの性質上,マルチビタミンについてのネガティブなデータを取り上げるのは仕方ないかもしれません。



しかし,情報格差のある専門分野で,一般の消費者に混乱を生じさせてしまうような一面だけを取り上げた一部の報道の内容には疑問が残ります。


(少なくとも,欧米のメディアは,論文著者に取材し,かつ,これまでに報告された他の研究も考慮して,記事にしています。

一方,日本の一部のメディアの断片的な報道では,消費者が混乱してしまい,健康保持・疾病予防に有用な製品の摂取を止めてしまう,という懸念さえ生じます。)



結論は,

--バランスの取れた食事が大切で,必要な栄養素は食事から摂ることが基本です。

--マルチビタミン,マルチミネラルはベーシックなサプリメントとして年齢性別に関係なく,推奨できます。(もちろん,私も摂っています。)

です。




本ブログの「サプリメントの研究」というカテゴリに,関連した記事を書いてきましたので,ご覧いただけますと幸甚です。

抗酸化サプリメントのメタ分析@コクランレビュー 


抗酸化ビタミン類と心血管予防のネガティブデータ 



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亜鉛による感情プロフィール改善作用 [2010年04月27日(火)]
栄養学の専門ジャーナルに,亜鉛サプリメント投与による気分・感情プロフィール改善効果を示した予備的な臨床研究が,岩手県のグループ(盛岡大学)から報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2010 Mar;64(3):331-3.)



亜鉛は,体内で作用する多くの酵素の働きに必要な必須微量元素(ミネラル)の1種であり,例えば,味覚や嗅覚,免疫機能の機能維持に関与します。


亜鉛が不足すると,味覚障害や免疫機能低下,抑うつ状態,皮膚疾患などを生じます。


また,亜鉛摂取による風邪罹病期間の短縮効果が知られています。



さて,今回の研究では,若年女性における亜鉛サプリメント投与による気分や感情への影響が検討されました。


具体的には,30名の女性を15名ずつ2群に分け,マルチビタミン投与群とマルチビタミン+亜鉛7mg投与群として10週間の介入試験が行われています。
(ランダム化二重盲検偽薬対照法)


感情プロフィール検査(POMS)による評価の結果,マルチビタミン+亜鉛投与群では,怒り-敵意スコアの有意な減少(P=0.009),抑うつ-落ち込みスコアの有意な減少(P=0.011)が認められたということです。


なお,血中亜鉛濃度も有意に増加しています(P=0.008)。
(対照群であるマルチビタミン投与群では変化なし。)



以上のデータから,亜鉛サプリメントによる怒りや抑鬱といった感情プロフィールの改善作用が示唆されます。



亜鉛は強壮作用のイメージのあるミネラルですが,若年女性における気分や感情の改善作用を示した点で興味深いと思います。



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統合医療PT [2010年04月26日(月)]
今日の午後,統合医療プロジェクトチームの第2回会合があり,PT側からのヒアリング要請に対して,IM学会の理事長がプレゼンするので,他の2名の理事と共に厚労省に行ってきました。



会合では,統合医療の定義,範囲,現状と課題,提言について説明が行われましたので,今後,実務者レベルでの対応が注目されます。




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葉酸による脳卒中リスク低減効果 [2010年04月25日(日)]
今月の脳血管疾患研究の専門ジャーナル(電子版)に,葉酸による脳卒中リスク低減作用を検証した臨床研究が,米国等のグループから報告されていました。
(Stroke. 2010 Apr 22.)



葉酸は,ビタミンBの1種で,アミノ酸代謝や赤血球の産生,神経細胞の成長に関与する必須栄養素です。


特に,妊娠初期における葉酸の摂取は胎児の神経管欠損症(神経管閉鎖障害)のリスク低減に効果的であることから,妊娠初期にサプリメントによる摂取が推奨されています。


また,葉酸の摂取は,高ホモシステイン血症を改善し,心血管疾患や脳血管疾患など動脈硬化性疾患のリスクを減らすと考えられています。



今回の研究では,葉酸サプリメントの摂取と,脳卒中予防効果との関連について,ランダム化比較試験を対象に検証されました。


13報のランダム化比較試験,39,005名の登録者(被験者)を対象として解析された結果,
葉酸サプリメント摂取による脳卒中リスク低減効果傾向が示唆されたということです。
(RR=0.93; 95% CI, 0.85-1.03; P=0.16 有意差なし)


また,非2次予防試験でのリスク比は,0.89 (95% CI, 0.79-0.99; P=0.03)と有意差が示されました。


層別分析では,

葉酸とビタミンB6およびB12との併用投与(RR=0.83; 95% CI, 0.71-0.97; P=0.02),

男性被験者(男性:女性 >2; RR=0.84; 95% CI, 0.74-0.94; P=0.003)において

有意な効果が見出されています。



以上のデータから,脳卒中の一次予防について,葉酸摂取による効果が示唆され,男性ではビタミンB群との組み合わせによる摂取が有用であると考えられます。



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CAM利用者の特徴@NZ [2010年04月24日(土)]
今月のニュージーランドの医学ジャーナルに,補完代替医療(CAM)利用者の特徴に関する調査研究がウェリントン大学のグループから報告されていました。
(N Z Med J.2010 Apr 9;123(1312):26-35.)



今回の研究では,CAM利用者とCAM非利用者との特徴を明らかにするために,2002年から03年にかけて,ニュージーランド在住の15歳から65歳の12,529名を対象に,社会経済状態やヘルスサービスの利用状況などが調べられています。


データ解析の結果,CAM利用者の特徴は,非利用者に比べて,

--壮年層

--経済的に裕福

--教育水準が高い

--ヨーロッパ系を先祖に持つ女性

といった点が示されたということです。



CAM利用者に関する調査では,北米の研究でも,類似したデータが示されています。



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魚摂取による乳がんリスクの低下 [2010年04月23日(金)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに,食事のタイプと乳がんリスクの関係について調べた研究が,イギリスのグループ(University of Leeds)から報告されていました。
(Nutr Cancer. 2010 Apr;62(3):300-6.)



食事のタイプとがんとの関連についてはさまざまなデータが知られています。


今回の研究では,食事のタイプと乳がんのリスクについて,検証されました。


具体的には,35歳から69歳までの女性35,372名を対象に,217項目の食品について摂取頻度や期間などが解析され,肉類や魚類の摂取別に,4種類の食事パターンが見出されています。


(もとのデータは,UKWCS:UK Women's Cohort Studyという研究で,1995年から98年にかけて被験者がリクルートされています。)


平均9年間の観察期間後,閉経前の女性330名,閉経後の女性453名において乳がんの発生が認められました。



食事パターンの解析の結果,閉経後の女性では,肉類(赤肉)の摂取に比べて,魚類の摂取と乳がんリスクとの関連には有意な負の相関が認められたということです。
(オッズ比0.60 :95% CI = 0.38-0.96)


また,肉食に比べて,ベジタリアン食の摂取では,負の相関が示唆されましたが,有意差は認められていません(0.85;95% CI = 0.58-1.25)。



なお,閉経前の女性では,食事パターンと乳がん発生との間に有意差は示されませんでした。



以上のデータから,論文著者らは,閉経後の女性における乳がんリスクに関して,魚の摂取による有用性が示唆されると考察しています。



乳がんについては遺伝素因(体質)も関与するため,食事の因子だけで説明は難しいですが,一般に,健康保持や疾病予防に有効性が想定されている食事パターンが好ましいと考えられます。


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ブルーベリーの抗がん作用 [2010年04月22日(木)]
今月のがん研究の専門ジャーナル(電子版)に,ブルーベリー由来のファイトケミカルによる抗がん作用を示した基礎研究が,米国のグループ(University of Rhode Island)から報告されていました。
(Cancer Res. 2010 Apr 13.)



サプリメントとしてのブルーベリーは,眼精疲労回復作用など目の働きに関連した機能性が知られています。


一方,ブルーベリー抽出物には,アントシアニン類などのファイトケミカルが豊富に存在し,抗酸化作用を介した多彩な作用が期待されます。



今回の研究では,ブルーベリー抽出物による乳がんに対する抗がん作用が,in vitro およびin vivo系にて検証されました。



まず,ブルーベリー抽出物は,HCC38, HCC1937, MDA-MB-231細胞において増殖を抑制しました。


次に,MCF-10A細胞に対しては変異性を示さず,MDA-MB-231細胞の転移性抑制が認められました。


細胞内情報伝達物質に関する解析では,matrix metalloproteinase-9活性の抑制が示されています。


さらに,MDA-MB-231細胞におけるPI3K/AKTとNFkappaB活性の抑制も認められました。


その他,腫瘍モデルマウスにおいて,ブルーベリー抽出物投与による乳がん細胞の増殖抑制作用が示されています。



以上のデータから,ブルーベリー抽出物による乳がん抑制作用が示唆されます。



今後,臨床的意義の検証が期待される分野です。



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うつ病に対するヨガの効果 [2010年04月21日(水)]
今月の行動変容に関する専門ジャーナル(電子版)に,うつ病に対するヨガの効果を調べた臨床研究が,米国ブラウン大学のグループから報告されていました。
(Behav Modif. 2010 Apr 16)



うつ病患者の中には,抗うつ剤などの標準治療だけでは十分な効果が得られない人がいます。


今回の研究の目的は,うつ病に対するヨガ(Vinyasa yoga,ヴィンヤサ/ビンヤサヨガ)の補完療法としての効果を検証することです。


具体的には,被験者11名に対して,8週間のオープン試験としてヨガ教室に参加してもらい,うつ状態などの関連指標が測定されました。


10名の被験者が試験を完了し,10項目のうち9項目の経験(ヨガに関連した経験)がポジティブなものとして報告されています。


また,うつ病の症状は有意に減少し,mindfulnessおよび行動の面では有意な改善が認められました。


この予備的な臨床研究から,うつ病に対する補完療法としてのヨガ(Vinyasa yoga)の有用性が示唆されます。



ヨガ療法は,有効性と安全性,費用対効果(経済性)の3つの視点から,優れたセルフケアの一つです。


今後,質の高い臨床研究による検証が期待されます。



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エキナセアによるインフルエンザ随伴症状の緩和 [2010年04月20日(火)]
今月のウイルス学の専門ジャーナル(電子版)に,エキナセアによるインフルエンザ随伴症状の緩和効果を示した基礎研究が,米国のグループから報告されていました。
(Vaccine. 2010 Apr 8)


エキナセア(和名ムラサキバレンギク)は,北米原産のハーブで,普通感冒やインフルエンザの予防や症状軽減・罹病期間短縮作用を有しています。


作用機序として,免疫賦活作用が考えられています。



今回の研究では,インフルエンザ感染モデルを用いて,エキナセアによる作用が検討されました。


具体的には,A型インフルエンザ感染マウスに,エキナセア(Echinacea purpurea)抽出物を投与した結果,非投与群に比べて,エキナセア投与群では,体重減少の抑制,全身および肺組織のIL-10値の抑制,IFN-γ値の抑制が見出されました。



このことから,エキナセアによるインフルエンザ改善作用は,直接的な抗ウイルス作用というよりは,炎症に関与する各種のサイトカイン類の調節を介した働きであることが示唆されます。



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がん患者におけるCAM利用状況 [2010年04月19日(月)]
統合腫瘍学の専門ジャーナルに,がん患者におけるCAM利用状況に関する調査研究が報告されていました。
(J Soc Integr Oncol. 2010 Spring;8(2):56-64.)



今回の研究の目的は,がん患者におけるCAM利用状況および医師とのコミュニケーションの現状を明らかにすることです。



具体的には,成人のがん患者1,323名に調査票が送付され,381名から回答が得られました。


解析の結果,65%の患者が少なくとも1種類のCAMを利用していることが示されています。


一方,生物学的CAM(サプリメントなど)の利用者の55%,非生物学的CAMの利用者では80%が,CAM利用について腫瘍専門医に話していないということです。



生物学的CAM利用について腫瘍専門医に相談した患者では,相談しなかった患者に比べて有意に高い満足度が示されています(p = .027)。


(なお,非生物学的CAMの利用者では,腫瘍専門医との相談の有無による有意差は見出されていません。)



以上のデータから,がん患者におけるCAM利用について,腫瘍専門医とのコミュニケーションが十分ではないことが示唆されます。





一般に,さまざまな疾患の有病者の間で各種のCAM療法が広く利用されている一方,医療従事者とのコミュニケーション不足が指摘されています。


近年,サプリメントを中心に有効性・安全性に関するエビデンスが構築されつつあり,適正な使用による補完療法としての効果が期待できます。


がん治療の場合は,近代西洋医学による標準治療を基本として,サプリメントなどのCAMを補完療法として併用する統合腫瘍学が米国にて確立しています。


一方,安全性,有効性,経済性の3点からの判断が必要ですので,医療従事者とのコミュニケーションが重要です。



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クルクミンによる肝障害抑制 [2010年04月18日(日)]
クルクミンによる肝障害抑制効果を示した基礎研究が,エジプトのグループから報告されていました。
(Vet Ital. 2010 Jan-Mar;46(1):83-92.)



クルクミンはウコンの主要成分であり,抗炎症作用や抗酸化作用による機能性が知られています。


今回の研究では,ラットを用いて,酸化障害および肝臓障害に対するクルクミンの作用が検証されました。


具体的には,エタノール(ethanol 5 mg/kg体重)を12週間投与し,1日あたり100 mg/kgの用量でクルクミンを併用投与した群と,各種の対照群との比較が行われています。

(合計10群中9群にクルクミン投与。負荷群はエタノールの他,ひまわり油,加熱処理ひまわり油。)


解析の結果,エタノール負荷によって,血中AST,ALT,ALP,総ビリルビン,コレステロール,中性脂肪,LDLの上昇,HDL,タンパク質,アルブミンの減少が認められました(対照群との比較)。


また,抗酸化酵素活性の抑制も見出されています。


一方,クルクミンを併用投与した群では,非投与群に比べて,肝障害指標の抑制,酸化障害の抑制が示されたということです。



以上のデータから,アルコール(エタノール)負荷による肝障害の抑制に対するクルクミンの有用性が示唆されます。



今後,臨床的意義の検証が期待される分野です。



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αリポ酸に伴う非常に稀な有害事象報告 [2010年04月17日(土)]
αリポ酸の摂取に伴って稀に生じうる有害事象報告に関するメディアの報道がありましたので,解説させていただきます。



αリポ酸は,欧米では2型糖尿病対策の機能性成分として知られており,特に神経障害を予防,改善する目的で広く利用されています。



欧米で行われた臨床試験では高い許容性が示されており,特に問題となる重大な有害事象は知られていません。



一方,日本では,近年,リポ酸の摂取に伴って稀な有害事象が散見されるようになりました。


これは,特定の体質(遺伝素因)を持つ人が摂る際,摂取開始後1ヵ月から2ヵ月で,稀に,低血糖症状を生じうるというものです。



ただし,その体質を持っている人すべてに生じるわけではありませんので,実際の発生は稀です。


また,αリポ酸特有ということではなくて,化学構造上,SH基を有する物質では生じうることとして,薬学の分野では以前から想定されていることです。




以下,
拙著「サプリメント事典第3版」(平凡社,2010年3月刊行)

のαリポ酸の項目からの抜粋です。




『α-リポ酸の服用とインスリン自己免疫症候群(IAS)の発症との関連を示唆する症例が複数報告されている。

IASの発症メカニズムとして,特定のHLA(ヒト白血球型抗原)を持つ患者がSH基を有する薬剤を服用した際,インスリン抗体の産生が惹起されると考えられている。

α-リポ酸は体内でSH基を有するジヒドロリポ酸に転換されることが知られており,α-リポ酸の摂取とIAS発症との関連が否定できない。

したがって,αリポ酸服用中に,発汗や震えなど低血糖症状が現れたら摂取を中止する。

なお,IASの治療としては,原因薬剤の中止と分食が推奨され,本邦におけるIAS患者の多くは自然緩解することが知られている。

α-リポ酸含有健康食品の摂取に関連するとされたIASの症例の場合でも,自然緩解の経過が報告されている。

α-リポ酸によるインスリン自己免疫症候群は非常に稀であるが,体調不良を感じたら,摂取を中止し,医師の診察を受けること。』







近年明らかになった,このαリポ酸の摂取に関連した稀な有害事象については,(研究者としての私見ですが)サイエンスの進歩であると考えています。



欧米での臨床試験や臨床経験では見出されていないことが,日本の臨床経験でわかるようになり,かつ,その作用メカニズムも原因に関連する遺伝素因のレベルから明らかになったわけですので,個別化医療・オーダーメイド医療の実現に向けたサイエンスの進歩,エビデンスの構築であると理解しています。




(例えば,類似したケースに,漢方薬があります。

40年ほど前,漢方薬が健康保険適用となり,一般に処方され始めたとき,

「漢方薬は天然の生薬であり,安全で副作用はない」

とされていました。

その後,漢方薬の摂取に伴って多くの副作用が報告されました。

ただし,これは,「だから漢方薬は危ない」ということではなく,サイエンスの進歩として,医学的知見の集積を介して,適正使用に関するエビデンスが構築されつつある,と捉えられます。)





一方,メディアでは,健康食品・サプリメントに関するネガティブなトピックとして取り上げられると思います。
「危ない健康食品」といった文脈が想像されます。




どんな専門分野であっても情報格差が存在する中で,いかに上手に適切な情報を伝えるか,というのは,容易ではありません。



αリポ酸および健康食品については,昨年にも同様のケースがありました。

サプリメント/健康食品についての情報提供のあり方もご覧いただけると幸いです。





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CAMのエビデンスと確証バイアス [2010年04月16日(金)]
今月の臨床医学系の専門ジャーナルに,CAMのエビデンスに対する確証バイアスについて検証した調査研究が,米国NIHのグループから報告されていました。
(Med Care. 2010 Apr;48(4):341-8.)



CAM(補完代替医療)分野では,臨床試験のエビデンス構築についての議論があります。

(ゴールドスタンダードであるランダム化二重盲検偽薬対照試験が適応できないCAM療法があること,個人差に基づいた個別化医療の見地からすると平均値の意義が低いことなどのためです。)



そこで,CAM療法に関する科学的根拠を検証する際,RCT以外の方法による検証や新規バイオマーカーによる検証が求められます。




さて,今回の研究では,CAMに関する臨床研究のエビデンスに対する施術者の解釈の仕方について調査が行われました。


具体的には,米国のCAM施術者および西洋医学の医療従事者2400名を対象に,CAM臨床試験のpositiveな結果とnegativeな結果をCAM療法の分野別,ジャーナル別に示して,判断を求めました。

(例えば,ジャーナルでは,Annals of Internal Medicine vs. Journal of Complementary and Alternative Medicine,CAM療法別では,鍼,マッサージ,グルコサミン,瞑想,レイキなど。)



1561名(65%)から回答が得られ,有効性に関する判断および療法の推奨について解析された結果,

まず,西洋医学の医療従事者は,グルコサミン(OR = 3.0; 95% CI [1.6-5.4])を最も推奨し,つづいて,マッサージ(1.9 [1.1-3.3]),鍼(1.3 [0.8-2.2]),瞑想(1.2 [0.7-2.0])となっています。
(ORはレイキに比べて)


一方,CAM施術者は,鍼治療の有効性を最も評価 (OR = 5.8 [2.6-12.8] compared with Reiki) しており,鍼治療の推奨も多くなっています(OR = 12.3 [4.8-31.8])。




今後,CAM療法のエビデンスについては,その構築のみならず,エビデンスの伝え方にも工夫が必要と考えられます。





一般に,Pubmed等による検索では,CAMの分野別でのエビデンスは機能性食品素材/サプリメントについての研究が最も多く,つづいて鍼治療となっています。




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厚労省の統合医療は発展途上国のモデル?? [2010年04月15日(木)]
今朝,統合医療に関連した研究会議がありました。



その席上,日本の厚労省が考えている統合医療は,欧米先進国型ではなくて,発展途上国型の統合医療モデルのようだ,という話になりました。



そのため,政権政党のマニフェストに示唆されている統合医療の定義と,官僚機構が選んだであろう今年度の統合医療関連研究テーマに相違がある,ということになります。


具体的には,先日採択結果が発表された,厚労省予算による統合医療研究のテーマがすべて伝統医療になっている,ということです。




発展途上国型の統合医療モデルというのは,

統合医療=自国の伝統医療+近代西洋医学,

との理解に立った施策です。

(研究者の間ではこのように理解されています。)




もちろん,自国の伝統医療を有する国では,その伝統医療が統合医療の重要な部分であるには違いないのですが,例えば,IM=TCM+MWMという図式の延長でしか理解されていないのは発展途上国型の思考といわざるを得ません。




統合医療に関する欧米先進国の政府予算配分を調べると,日本の厚労省が統合医療モデルを十分に理解していないことは明白です。


政府は,縦割り行政のしくみのまま,発展途上国型のモデルを前提に研究費を投じるつもりなのでしょうか?



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エキナセアとチトクロームP450 [2010年04月14日(水)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に,エキナセアによる薬剤代謝酵素への影響を調べた基礎研究が,ポーランドのグループから報告されていました。
(Phytomedicine. 2010 Apr 5.)



エキナセアは,北米原産のハーブで,免疫調節作用を有し,風邪(普通感冒)の予防や症状軽減に有用なサプリメントとして広く利用されています。



今回の報告は,ハーブサプリメントと医薬品との相互作用というテーマに関連した研究です。


肝臓での薬剤代謝酵素であるチトクロームP450の発現について,エキナセア(Echinacea purpurea)標準エキス(3.7%ポリフェノール含有)の作用が検証されました。



ラットを用いて,エキナセア投与後の肝臓におけるRNA量を測定した結果,対照群に比べて,CYP2D1 および CYP1A1の発現が,それぞれ40% (p=0,007),80% (p=0,01)有意に増加していたということです。


また,CYP1A2でも,対照群に比べて,軽度の増加(16%,p>0,05)が見出されています。


一方,CYP3A1 と CYP3A2の発現は,それぞれ41% (p<0,05) ,25% (p=0,001)減少しました。


CYP2D2とCYP2C6についても減少が示されています。



以上のデータから,エキナセアによるCYP3A1/2の抑制,CYP1A1とCYP2D1の誘導作用が示唆されます。




ただし,動物を用いたRNA発現での検討ですので,これらのデータの臨床的意義は不明です。



一般に,臨床的意義が不明な基礎研究データのみによって相互作用の可能性が推察されるというサプリメントについて,医薬品と併用する際には十分に経過を見ながら利用する,という判断になります。



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頭頚部がんとカロテノイドの関係 [2010年04月13日(火)]
今月の腫瘍栄養学の専門ジャーナルに,頭頚部腫瘍がん患者の生存率と,血中カロテノイド濃度の関係を調べた臨床研究が,ノルウェイのグループから報告されていました。
(Nutr Cancer. 2010 Apr;62(3):322-8.)




今回の研究では,頭頚部がん患者における血中カロテノイドとトコフェロールの濃度が,放射線療法後のアウトカムに相関するかどうか,検討されています。


具体的には,果物や野菜の摂取を指標として,頭頚部扁平上皮がん(HNSCC)患者29名と,正常対照者51名を対象に,血中カロテノイドとトコフェロール値が測定されました。

(患者群では放射線療法終了後に採血。)



測定の結果,血中ルテイン,ゼアキサンチン,α-カロテン,β-カロテン,リコピン(リコペン),総カロテノイドは,正常対照群に比べて,頭頚部がん患者群において有意に低値でした。



55ヶ月間のフォローアップ期間中,患者群では,18名が死亡し,11名が生存していました。



放射線療法後の血中カロテノイド類の濃度(ルテイン,α-カロテン,β-カロテン)と,患者の生存(progression-free survival)との間に有意な相関が認められています。




以上のデータから,放射線療法後の予後と,血中カロテノイド濃度との間の関連が示唆されます。


今後,サプリメントの摂取でも同様の効果が得られるか,検討が期待されます。


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田七人参による骨粗鬆症の抑制作用 [2010年04月12日(月)]
今月の生薬学の専門ジャーナル(電子版)に,田七人参による骨粗鬆症抑制作用を示した基礎研究が,中国のグループから報告されていました。
(J Nat Med. 2010 Apr 8.)



田七人参(学名Panax notoginseng)とは,中国伝統医学で長く用いられてきた生薬です。

田七人参は,高麗人参(朝鮮人参)と同じくウコギ科ニンジン属の生薬ですが,高麗人参とは,有効成分の種類や含有量に違いがあるとされます。



田七人参の有効成分として,サポニン配糖体に分類されるジンセノサイド類が知られています。

これらのジンセノサイドの含有量は,高麗人参よりも多いとされます。





今回の研究では,更年期障害・骨粗鬆症モデルラットを用いて,田七人参由来サポニンによる作用が検証されました。



具体的には,

--正常対照群

--卵巣切除+水投与群(5 ml/kg/day, p.o.)

--卵巣切除+田七人参サポニン投与群:用量の違いにより3群(75, 150, 300 mg/kg/day, p.o.)

--卵巣切除+ nilestriol(医薬品/ホルモン剤)投与群 (1 mg/kg/week, p.o.)

の各群にて比較が行われています。




13週間の介入試験の結果,卵巣切除群に比べて,田七人参サポニン投与群では,卵巣切除(更年期障害モデル)による骨密度減少の抑制(腰椎と大腿)が認められました。



また,構造バイオメカニクス特性の有意な向上,骨梁微細構造の改善も示されています。



さらに,血中alkaline phosphataseの上昇と尿中deoxypyridinolineの減少が認められたことから,田七人参サポニンによる骨代謝調節作用は,骨形成の促進と骨吸収の抑制によると考えられます。


田七人参サポニンは,子宮の肥大を生じることなく,骨密度および骨強度を改善したことから,更年期以後に生じる骨粗鬆症に対する補完療法としての可能性が示唆されます。



今後,臨床的意義の検証が期待される分野です。



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DHCの研究の体制とキャリアパス [2010年04月11日(日)]
DHCサプリメント研究所では,医療従事者向けにサプリメント・健康食品に関する情報提供を行っています。


主なサービスとして,機能性食品素材のモノグラフを公開しています。



なお,医療従事者向けサービスの一環ですので,DHCの製品群とは直接の関係はありません。

そのため,DHCでは取り扱っていない素材であっても,医療従事者にとって必要と考えられるサプリメント・健康食品については,モノグラフを公開し,情報提供を行っています。




また,DHCの研究体制を紹介する目的で,「お知らせ」として,学術成果の一部を掲載しています。




(DHCは,健康食品メーカーの中では研究職の社員が最も多い企業の一つと思います。

DHCには複数の研究所があり,研究職の社員は,大学院の博士課程を修了して(博士号を取得して)から研究職として入社する場合と,修士課程(博士前期課程)を修了して(修士号を取得して)から入社する場合があります。

一般には,後者のほうが多いと思います。この場合,DHC入社後のキャリアパスとして,博士号取得の制度もあります。)





今後も継続して機能性食品素材に関する適正な情報提供に努めますので,DHCサプリメント研究所をよろしくお願いいたします。

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