6月7日号の英医学誌ランセットに、2型糖尿病の予防と血糖コントロールのための食事療法に関する総説が報告されていました。
(
Lancet. 2014 Jun 7;383(9933):1999-2007)
過去数十年の間に、さまざまな臨床研究や疫学調査が行われ、2型糖尿病の予防と血糖コントロール改善のための栄養素や食事療法が提唱されていました。
まず、三大栄養素(糖質・炭水化物、タンパク質、脂質)の「量」よりも、
脂質と炭水化物の「質」のほうが重要です。
具体的には、
・全粒の穀類、野菜、果物、種実類、豆類の豊富な食事をとる、
・適量のアルコール摂取はOK、
・精製された穀類、赤身の肉や加工肉、砂糖入りの飲料の摂取は減らすこと、
が糖尿病患者における血糖コントコールの改善と脂質代謝の改善に有用です。
また、
地中海食、低GI食、適度な低炭水化物食、ベジタリアン食といった食事のパターンが、個別化された食事療法として利用できると考えられます。
以上のレビューは特に新しいことではありませんが、
日本の医療の現場では、まだまだカロリー制限食・低脂肪低カロリーのエネルギー制限食のみが推奨されています。
今後、栄養学的に適切で、個人の病態の改善に好ましい食事療法として、多様な食事パターンに基づいたテイラーメイドの食事指導ができることが好ましいと考えられます。
最近は、糖質制限食の推奨も散見されるようになりましたが、まだ、日本では環境負荷や持続可能性といった視点が欠けています。
今後、EcoAtokinsのような方向に、日本の糖質制限食のグループも進むべきと考えています。
DHCでは、
肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、
「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。
DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、
DHCプロティンダイエット
です。
DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、
コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、
ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。
その他、低GI食、低GL食として、
発芽玄米、
米こんにゃく、
があります。
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