今日、学会の帰りに、銀行のATMで小切手を入金してきました。
以前は、ATMの預け入れでは小切手(や現金)を、銀行指定の封筒に入れて、という手間がありましたが、いまは、直接、小切手を読み取れるので便利になっています。
この小切手は、先日、自宅あての封書で受け取ったものです。
封筒の表に
「オフィシャル・ビジネス 個人利用は300ドルの反則金」
という記載があり、
差出人が米国IRS(歳入庁)からだったので、何かと思ったのですが、
単に、確定申告で税金を払い過ぎていたようで、過剰な分を財務省から小切手で払い戻し、ということでした。
日本も、早くマイナンバー制を導入して、
社会保障から税制、医療費まで共通番号で管理し、限られた財源や医療費の無駄や不正が減るようにしたいものです。
さて、今日の私的なお勉強日記です。
栄養学研究の専門ジャーナルに、クランベリー含有飲料による抗酸化作用を示した臨床研究が、米国のグループから報告されていました。
(
Nutr Res. 2014 May;34(5):420-7.)
クランベリー(
Vaccinium macrocarpon)の果実(果汁)は、有効成分としてアントシアニン類やキナ酸、トリテルペン類、カテキン類、タンニン類、フラボノール類を含み、膀胱や尿道への細菌付着を抑制する作用があります。
クランベリー抽出サプリメントは、尿路感染症の再発予防および治療に対して用いられており、これまでの臨床研究でも有効性が示されてきました。
今回の研究では、クランベリー果汁による抗酸化能への作用が検証されました。
具体的には、
ランダム化二重盲検偽薬対照クロスオーバー法にて、
健康な男女各6名(18-35歳、BMI;19-25)を対象に、
・偽薬、
・クランベリーリーフ(葉)抽出物、
・低カロリーのクランベリージュース
が投与されました。
(washoutは1週間。)
各群の介入後、
採血(摂取後0, 2, 4, 8, 24 hours)によって酸化および炎症関連指標が測定され、
採尿(0, 0 to 3, 3 to 6, 6 to 9, 9 to 12, and 24)により抗菌能(細菌付着能)が調べられました。
解析の結果、
偽薬群に比べて、
クランベリーリーフ含有飲料の摂取により、
血中GPx活性の有意な亢進(抗酸化能の有意な亢進)が認められ、
低カロリークランベリー果汁の摂取では、
グルタチオン値と、SOD活性の有意な亢進が見出されたということです。
いずれのクランベリー介入群も、炎症マーカーには有意な影響を示しませんでした。
尿の解析によると、
摂取後3時間まで、
偽薬群に比べて、クランベリー摂取群では、大腸菌の付着活性の有意な抑制が示されました。
以上のデータから、
クランベリー含有飲料による抗酸化能の亢進と抗菌作用が示唆されます。
クランベリー果汁は酸味が強いため、そのままでは食用に向かず、一般に甘味料が添加されます。
尿路感染症の再発予防に対して、果汁の代わりに
クランベリーのサプリメントも広く利用されています。
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