臨床医学研究の専門ジャーナル(電子版)に、乳がん患者におけるマルチビタミン・カルシウムサプリメントの臨床的意義を調べた研究が報告されていました。
(Integr Med (Encinitas))
乳がんのリスク低下については、リコピンや大豆イソフラボンの効果が知られています。
また、乳がん再発予防には、大豆製品および大豆イソフラボンの摂取の効果が示されています。
(なお、乳がんは早期発見・早期治療が重要ですので、対策には定期健診が必須です。)
今回の研究では、
マルチビタミンとカルシウムの摂取と、
乳がんの罹患率およびDNA修復能(DRC)への働きが検証されました。
具体的には、
プエルトリコにおける症例対照研究として、
乳がん患者312名と、
対照群524名を対象に、
マルチビタミンとカルシウムの摂取、
DNA修復能(DRC)などの指標が測定されています。
解析の結果、
まず、
対照群に比べて、
乳がん患者群では、
マルチビタミンやカルシウムの摂取割合が有意に低いことが見出されました。
(オッズ比でそれぞれ30%低値)
また、
DRCの低い女性では、
カルシウムサプリメントの摂取割合が50%低値、
ビタミン類の摂取割合が30%低値、
という有意な関連が示されました。
以上のデータから、
マルチビタミンやカルシウムサプリメントを摂取している人では、
乳がん罹患率が低く、DNA修復能が高い、という関連が示唆されます。
なお、介入試験ではないため、因果関係や臨床的意義の検証が必要です。
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