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青少年期のベジタリアン食:ドイツ小児科学会ポジションペーパー [2019年11月19日(火)]
今月の小児科学の専門ジャーナルに、青少年期のベジタリアン食に関するポジションペーパーが、ドイツ小児/青年医学会(German Society for Paediatric and Adolescent Medicine, DGKJ)から報告されていました。
(Mol Cell Pediatr. 2019 Nov 12;6(1):4.)


欧米諸国では、

ベジタリアン食は、

非ベジタリアン食と比べて、

エネルギー、飽和脂肪酸、動物性タンパク質の摂取量が少なく、

食物繊維やファイトケミカルの摂取量が多いとされています。

ベジタリアン食については、日本ではまだ多くの

一般に、
植物性食品を中心とするベジタリアン食では、
抗酸化作用や抗炎症作用を含む機能性食品素材により、がんをはじめとする生活習慣病の予防効果が考えらます。



これまでの多くの研究によって、ベジタリアン食摂取群では、非ベジタリアン食摂取群よりも、生活習慣病リスクが低いことが知られています。


ベジタリアン食が糖尿病を改善する:メタ解析



肉食による環境問題に対する消費者の行動:系統的レビュー




ベジタリアン食による心血管疾患リスク低下作用



ベジタリアン食による血圧低下作用@メタ解析




欧米の研究では、

ベジタリアンは、

非ベジタリアンよりも、

社会経済的地位が高いことが多く、身体活動が高い健康志向のライフスタイルを有し、禁煙週間も少ないことが知られています。


一般に、
成長期の青少年での栄養需要は、

バランスの取れた植物性食品の食事で充足できます。

ただし、

体重1キログラムあたりの栄養所要量が高いため、

ベジタリアンの子供は、ベジタリアンの成人よりも

栄養不足を発症するリスクは高いと考えられます。




例えば、
ベジタリアン食では、

オメガ3脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)などの一部の栄養素の平均摂取量が、非ベジタリアン食やペスコベジタリアン食よりも低くなります。

また、

鉄や亜鉛などの他の栄養素では、フィチン酸塩や食物繊維が多いと、

植物性食品からのバイオアベイラビリティが低下します。

したがって、

ベジタリアン食では、
ビタミンCの摂取量が多いにもかかわらず、

鉄欠乏症のリスクを高めることもあり得ます。



さらに、

ビタミンB12は、動物性食品にのみ含まれています。


ビタミンB12は、動物食品をとらず、厳格なビーガンダイエットを行うすべての年齢層の人々ではサプリメントとして摂取する必要があります。



小児期および青年期でのベジタリアン食には、

必要に応じて、適切にトレーニングをうけた食事の専門家と連携して、

小児科医による適切な情報とアドバイスが必要です。




アメリカ栄養士会(栄養と食事のアカデミー)の機関ジャーナルに、ベジタリアン食に関するポジションステートメントが掲載されています。

--- 米国・栄養と食事のアカデミー(Academy of Nutrition and Dietetics、前米国栄養士会から改名)は、
「適切に準備されたベジタリアン食及びビーガン食は、健康的であり、栄養学的に十分であり、いくつかの病気の予防や治療のために、健康上の好影響をもたらす、」
と考えます。

-- ベジタリアン食は、ライスサイクルのすべてのステージ、妊娠中、授乳中、乳幼児、小児、青少年、高齢者、アスリートのいずれにも適切です。

-- 植物性食品を中心とする食事は、動物性食品を多く摂る食事に比べて、より環境的に持続可能なものです。
(more environmentally sustainable)
 その理由は、より少ない天然資源を利用するため、環境負荷がより少ないことです。

-- ベジタリアン食およびビーガン食は、虚血性心疾患、2型糖尿病、高血圧、あるタイプのがん、肥満といった、いくつかの疾患のリスクを低下させます。

-- 飽和脂肪酸の摂取が少なく、野菜・果物・全粒穀類、豆類、大豆製品、種実類(これらはいずれも食物繊維とファイトケミカルが豊富)の摂取が多いことが、ベジタリアン食やビーガン食の特長であり、このため、総コレステロール値やLDL(悪玉)コレステロールが低く、血糖コントロールにも好影響を与えます。
これらの要因が、慢性疾患リスク低減に寄与します。

-- ただし、ビーガン食は、信頼性の高い、ビタミンB12の供給源(強化食品やサプリメント)の利用が必要です。


拙著でもベジタリアン食について、まとめています。

ときどきベジタリアン食のすすめ ビーガン、マクロビオテックから総合栄養学まで






なお、ベジタリアン食であれば何でも健康的になる、というわけではありません。


(例えば、野菜はナシで、パスタにチーズ、パンの組み合わせでも、ラクトオボにはなりますが。)


もちろん、栄養学的にバランスの取れた、適切なベジタリアン食を摂取することが重要です。



一般に、植物性食品の摂取が多いベジタリアン食では、ファイトケミカル・ポリフェノールの摂取が多く、抗酸化作用を介した生活習慣病の予防効果が想定されます。


北米の栄養士会が共同で発表した見解によると、「適切に準備されたベジタリアン食は、健康に有益であり、必要な栄養素を満たしており、いくつかの疾患の予防や治療にも利点がある」とされています。


実際、これまでの疫学研究によって、肉食をする人々に比べて、ベジタリアンでは生活習慣病が少ないことが示されています。

ベジタリアン食による具体的な効果として、肥満、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患、高血圧、脂質異常症、糖尿病、前立腺がん、大腸がんの発症リスクが低下します。

また、日本人ベジタリアンを対象にした調査でも、ベジタリアンは、非ベジタリアンと比べて、体格指数(BMI)、血圧、血中総コレステロール値、中性脂肪値が有意に低いことが見出されています。




DHCでは、良質の植物性食品として、
次のような関連製品を取り扱っています。



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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



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