サプリメント研究の専門ジャーナルに、消化器系症状に対するハーブサプリメントの利用状況を調べた研究が、米国のグループから報告されていました。
(J Diet Suppl. 2018 Jun 29:1-14.)
すでに、統合医療の理念がメインストリームとなっている米国では、
各種の補完代替医療が、健康増進や未病対策、標準治療の併用療法として、広く利用されています。
日本での調査では、下記の報告があります。
62.1%が補完代替医療を利用:2009年の仙台市での調査
今回の研究では、
インターネットを用いた横断研究として、
消化器系症状に対するセルフケアに利用される、サプリメントなど補完療法の状況が調べられました。
インターネット調査の対象者は、
88%が女性で、
50.1%が、26歳から45歳というバイアスがあります。
解析の結果、
対象者の84.5%が、ハーブサプリメントを利用しており、
対象者の84.8%は、特別の健康上の問題に対して、ハーブサプリメントを利用している、ということが明らかとなりました。
もっとも多い病態は、
胃食道逆流症の44.4%でした。
GI症状に対するサプリメントの利用データ収集のための、匿名のオンライン調査に使われたノベルティによって、
今回の調査では、
先行研究に比べて、
消化器系症状に対するサプリメント及びハーブサプリメントの利用状況が高率に示されたと考えられます。
論文著者らは、
ヘルスケアプロバイダーは、
医薬品の服用だけではなくて、サプリメントについても確認が求められること、
標準治療での医薬品が症状の改善に十分ではない場合や、サプリメントを利用する傾向にある患者では、
十分にコミュニケーションをとる必要があること、
などと考察しています。
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