一般に、風邪予防・インフルエンザ予防には、
エキナセアや
ビタミンD3の摂取が有効です。
また、罹患したときの対処(症状の軽減と罹病期間の短縮)としては、
エキナセア、
亜鉛、
ビタミンC、
プロポリス、
が有用です。
DHCでは複合サプリメント製品も扱っています。
(なお、症状を観察しつつ必要に応じて医療機関の受診も必要です。)
風邪の予防や症状軽減にはビタミンCが有効、というのは割とよく知られていると思います。
今回のメタ解析では、風邪の治療に対するビタミンCサプリメント投与の有用性が検証されました。
(Biomed Res Int. 2018 Jul 5;2018:1837634.)
具体的には、主要医学データベースを用いて関連論文が検索され、
(PubMed, Cochrane Library, Elsevier, CNKI, VIP databases, WANFANG databases)
9報のランダム化比較試験(RCT)が対象となりました。
解析の結果、
通常の(ルーチンの)ビタミンCサプリメントに追加して、
風邪の発症時に、ビタミンCサプリメントを摂取すると、
風邪の罹病期間の有意な短縮効果が見出されたということです。
(MD = -0.56, 95%CI -1.03, -0.10, P = 0.02)
また、
臥床機関の有意な短縮も認められました。
(MD = -0.41, 95% CI [-0.62, -0.19], P = 0.0002),
さらに、
胸痛や発熱、悪寒などの風邪関連症状の有意な軽減作用も見出されました。
(胸痛;MD = -0.40, 95% CI [-0.77, -0.03], P = 0.03)、
(発熱;MD = -0.45, 95% CI [-0.78, -0.11], P = 0.009)、
(悪寒;MD = -0.36, 95% CI [-0.65, -0.07], P = 0.01)
以上のメタ解析のデータから、
風邪に罹患した際には、
ルーチンで摂っている(ベーシックサプリメントとしての)ビタミンCに追加して、
ビタミンCサプリメントを摂取することにより、
風邪の罹病期間の短縮や症状の軽減作用を得ることができます。
私は、風邪・インフルエンザ対策にはエキナセアを推奨しますし、実際に利用しています。
風邪予防にエキナセアが有用:レビュー
予防的な投与では、冬季の3−4ヶ月間の継続摂取です。
治療目的では、感染初期の短期に、高用量で摂取するのがポイントです。
例えば、風邪を引いたかなというときの第1〜2日目は2時間毎に摂取、
第3日目以降は漸減し、1週間で終了。
この摂取方法で、罹病期間の短縮と症状の軽減効果が期待できます。
もちろん、基礎疾患の有無や既往歴などによっては,ワクチンや抗インフルエンザ薬という選択になる場合も考えられます。
------------------------------------------------------------------
DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。
グルコサミンの風評被害by整形外科医
サプリメントがファーストラインとなる病態:レビュー
研究と利害の衝突@抗インフルエンザウイルス剤
研究と利害の衝突についてのルール作成
コクランの妥当性
はじめまして、DHC健康食品です
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定
サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報
DHC医薬品通販
医師や薬剤師など専門スタッフがしっかりサポート、DHCの医薬品は、かぜ薬、消炎・鎮痛剤、外皮用薬など商品も充実。
------------------------------------------------------------------