サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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カルノシンによる2型糖尿病リスク低減作用 [2016年04月06日(水)]
先日お会いした大学の先生(旧帝大の名誉教授)が、ブルーベリーで飛蚊症の症状が劇的に改善した、とおっしゃっていました。

(ちなみに、DHCのブルーベリーサプリメントをご利用されている、ということでした。)


飛蚊症に対しては、特に治療法はなく、経過観察が一般的です。

ブルーベリー/ビルベリーがどのように効果を示すのか、詳細は不明ですが、これまでも、DHCには、ブルーベリーで飛蚊症の症状が改善したという声が複数、寄せられています。


DHCのブルーベリー含有サプリメントとしては、

ブルーベリーエキス 徳用90日分
ぼやぼやの視界をクリアに!使いすぎ&集中疲れにはアントシアニン



速攻ブルーベリー 30日分
クリアな視界を求める人に、もっと速く!約3倍速でアプローチ!



があります。


ピント調節の改善には、

はっきり 30日分
赤みや周辺のくすみに!クリアな視界を4つの成分で複合サポート


もお薦めです。




さて、今日の私的なお勉強日記です。

今月の肥満研究の専門ジャーナル(電子版)に、カルノシンによる糖代謝への作用を検証した臨床研究が、欧州のグループから報告されていました。
(Obesity (Silver Spring). 2016 Apr 4.)



カルノシンは、イミダゾールジペプチドの1種です。
産官学による研究で,抗疲労作用という機能性が示された成分です。

これまでの基礎研究では、

カルノシンによる糖尿病や心臓病への有用性が示唆されています。

そこで、今回の研究では、
カルノシンサプリメントによる糖代謝への影響が検証されました。

具体的には、
二重盲検ランダム化偽薬対照試験として、

肥満/過体重の被験者(43±8歳、BMI 31±4)を対照に、

・カルノシン(2g/日)投与群:15名、

・偽薬投与群:15名

の2群について、

12週間の介入が行われ、

糖代謝関連指標などが測定されています。


解析の結果、

まず、

尿中カルノシンは、カルノシン投与後に有意に増加しました。
(P&#8201;<&#8201;0.05)


また、

偽薬群と比べて、

カルノシン投与群では、

空腹時インスリン値の上昇抑制およびインスリン抵抗性の抑制が見出されました。

この変化は、
年齢や性別、体重の変化による補正後でも有意でした。

その他、

耐糖能障害を有する被験者では、

偽薬群に比べて、

カルノシン投与群において、

血糖およびインスリンの2時間値が有意に低値でした。
(P&#8201;<&#8201;0.05).


以上のデータから、

肥満/過体重の被験者において、
カルノシンによる糖代謝改善作用が示唆されます。





イミダゾールペプチドは,イミダゾール基を有するアミノ酸結合体の総称です。

近年、イミダゾールジペプチドが,抗疲労を有する機能性成分・サプリメントとして利用されるようになりました。

産官学による研究で,抗疲労作用という機能性が示された成分です。


アンセリンanserineやカルノシンcarnosineといった成分があります。

東南アジアの栄養ドリンク剤には,トリ胸肉エキスを利用したものがあります。

トリ(鶏)胸肉抽出物は,CBEX(Chicken Breast Extract)として知られる機能性食品素材です。

トリ胸肉中にはイミダゾールジペプチドであるカルノシンやアンセリンが豊富に含まれており,予備的な臨床研究では,トリ胸肉抽出物(イミダゾールジペプチドとして400mg含有)投与による抗疲労効果が示されています。


イミダゾールジペプチド(カルノシンおよびアンセリン)は,抗酸化作用を有し,活性酸素による組織傷害に対する保護作用を示します。

また,イミダゾールジペプチド投与により,骨格筋中のカルノシンおよびアンセリン濃度が上昇します。

骨格筋のカルノシンの濃度は,運動パフォーマンスと相関することから,
骨格筋におけるイミダゾールジペプチドの抗酸化作用により,抗疲労効果が発揮されると思われます。




DHCでは,
イミダゾールペプチドサプリメントを製品化しています。





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