糖尿病研究の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者におけるローヤルゼリーの内分泌代謝指標への影響を調べた臨床研究が、イランのグループ(Iran University of Medical Sciences)から報告されていました。
(
Can J Diabetes. 2016 Mar 22)
基礎研究や健常者を対象にした予備的な臨床研究では、ローヤルゼリーによる血糖低下作用や脂質代謝改善作用が示唆されています。
今回の研究では、
2型糖尿病患者において、
ローヤルゼリーによる糖代謝や脂質代謝への影響が検証されました。
具体的には、
二重盲検偽薬対照試験として、
2型糖尿病患者50名を対象に、
・ローヤルゼリー投与群:3,000mg(分3)
・偽薬投与群の2群について、8週間の介入試験が行われ、
介入の前後で、
空腹時血糖値、ApoA-I、ApoBが測定されています。
試験開始時には両群に差はなく、食事も同様でした。
解析の結果、
ローヤルゼリー投与群では、
血糖値が有意に低下したということです。
(-9.4 mg/dL vs. 4 mg/dL; p=0.011)
また、
ローヤルゼリー投与群では、
ApoA-I値の有意な低下も見出されています。
(34.4 mg/dL vs. -1.08 mg/dL; p=0.013)
さらに、
偽薬群に比べて、
ローヤルゼリー投与群では、
ApoB/ApoA-Iの差として、有意な低下が認められました。
(0.008 vs. 0.13; p<0.044)
以上のデータから、
2型糖尿病患者において、
ローヤルゼリー投与による糖代謝および脂質代謝への好影響が示唆されます。
今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。
DHCでは、
ローヤルゼリー
飲むローヤルゼリー
を製品化しています。
また、関連製品では、
DHCのおいしい食品
として、
DHCローヤルゼリーが入った小粒ハチミツ
を製品化しています。
(100%純粋ハチミツとローヤルゼリーからつくったキャンディタイプのハチミツです。)
(
ハチミツの咳止め効果)という研究が知られています。
なお、
2型糖尿病の血糖コントロールに対する第1選択は、
ローヤルゼリーではなく、
まず、食事療法と運動療法です。
DHCでは、
「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。
DHCの製品で、低炭水化物食・低GI食・低GL食に相当するのは、
DHCプロティンダイエット
です。
DHCプロティンダイエットは、減量のため、あるいはリバウンド予防のための食品(フォーミュラ食・置き換え食)として考えられていますが、
コエンザイムQ10やポリフェノール、食物繊維などの機能性食品成分を含んでおり、
ヘルシーエイジングのための低カロリー・低炭水化物食品として、食事代わりに利用できます。
その他、低GI食、低GL食として、
発芽玄米、
米こんにゃく、
があります。
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