今日は連休の中日ですが、仕事で日帰り出張があり、
早朝に起きて、始発便で向かいました。
アウェー試合でしたが、何とか無事に終了して、もどってきました。
さて、本日の私的なお勉強日記です。
慢性疲労症候群において、還元型コエンザイムQ10(ユビキノール)投与による自律神経機能と認知機能への影響を調べた臨床研究が、大阪市立大学のグループから報告されていました。
(
Biofactors. 2016 Apr 29.)
コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。
還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)
今回の研究では、
慢性疲労症候群において、
還元型コエンザイムQ10(ユビキノール110)の経口投与による有用性が検証されました。
具体的には、
オープンラベル試験およびランダム化二重盲検偽薬対照試験として、
まず、
先行研究のオープンラベル試験として、
慢性疲労症候群(CFS)患者20名を対象に、
1日あたり150mgのユビキノール10が8週間、投与されました。
解析の結果、CFS症状に対する有用性(症状軽減作用)が示唆されました。
次に、
ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、
CFS患者43名を対象に、
・ユビキノール10(150mg/日)
あるいは
・偽薬のいずれかが、12週間、投与されています。
被験者31名(ユビキノール群17名、偽薬群14名)が試験を完了しました。
このRCTでも、
CFSに関連する臨床症状の有意な改善効果が認められたということです。
慢性疲労症候群や線維筋痛症では、ミトコンドリア機能の不全あるいは‘ミトコンドリア疲労’ともいうべき病態が考えられます。
そこで、ミトコンドリア機能に対する有用性が期待できる機能性食品成分として、
コエンザイムQ10、L-カルニチン、αリポ酸が用いられます。
コエンザイムQ10には、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)と還元型(=ユビキノール,ubiquinol)があります。
還元型CoQ10のほうが、酸化型CoQ10よりも体内で利用されやすいと考えられます。
(酸化型CoQ10は、体内に吸収された後、いったん還元されてから、利用されます。)
コエンザイムQ10に関するこれまでの研究の多くは、酸化型(=ユビキノン,ubiquinone)を用いています。
したがって、一般的には、生活習慣病の予防やアンチエイジング目的に関して、
酸化型CoQ10のユビキノンの摂取で十分な効果が期待できます。
一方、特定の疾患に対して用いる場合、あるいは、体内の生理機能が低下している高齢者の場合には、
還元型CoQ10の利用が推奨されます。
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