昨日に続いて、キヌアに関する研究です。
栄養学の専門ジャーナルに、キヌアによる脂質代謝改善作用を示した臨床研究が、ブラジルのグループ(State University of Sao Paulo)から報告されていました。
(
Int J Food Sci Nutr. 2014 May;65(3):380-5.)
最近、スーバーフードやスーパー穀物が注目されています。
スーパーフードとは、一般に、多彩な栄養成分をバランスよく含んでいたり、特定の機能性を有する成分を多く含んだりしており、
美容や健康に有用とされている食材をさします。
具体的には、キヌアやチアシード、アサイーなどが知られています。
海外のモデル達が、美と健康のために取り入れている、ということがブームになっているようです。
さて、今回の研究では、
キヌア(学名
Chenopodium quinoa, 英名quinoa)による脂質代謝への作用が検証されました。
具体的には、
二重盲検臨床試験として、
過体重の閉経後の女性35名を対象に、
キヌア投与群(25グラムのキヌアフレーク)
対照群(25グラムのコーンフレーク)
の2群について、4週間の投与が行われ、
介入の前後で、摂取カロリー、体組成、臨床生化学指標の測定が行われています。
解析の結果、
両群において、
・血中トリグリセリド値の有意な減少
コーンフレーク群;133.9 ± 89.4 から 113.7 ± 57 mg/dlへ。
キヌアフレーク投与群;112.3 ± 35 から 107.9 ± 33.1 mg/dlへ
・TBARS値の有意な減少
コーンフレーク群;3.2 ± 0.8 から 2.9 ± 0.5 µmol/l
キヌアフレーク投与群;3.06 ± 0.6 から 2.89 ± 0.5 µmol/lへ
・ビタミンE値の減少
コーンフレーク群;19.5 ± 5 から17.9 ± 4 µM
キヌアフレーク投与群;17.9 ± 4 から16.9 ± 3 µM
尿中エンテロリグナン類の有意な増加
コーンフレーク群;2.05 ± 1.3 to 2.24 ± 1.4 nm/ml
キヌアフレーク投与群;2.9 ± 1.6 to 3.2 ± 2.7 nm/l
が認められました。
また、
キヌアフレーク投与群においてのみ、
総コレステロール値の有意な減少:191 ± 35 から181 ± 28 mg/dl
LDLコレステロール値の有意な減少;129 ± 35 から121 ± 26 mg/dl
GSH値の有意な増加;1.78 ± 0.4 から1.91 ± 0.4 µmol/lが認められました。
以上のデータから、
高コレステロール血症のリスクの高い閉経後の女性において、
キヌア投与による脂質代謝改善作用が示唆されます。
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