母の日のプレゼントを考えていて、
「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定
とも思ったのですが、
70代後半の母が、今更、遺伝子検査もないかなと思い、自分のために購入しました。
さて、本日の私的なお勉強日記です。
栄養学の専門ジャーナルに、チアシード(Chia Seed)による心血管リスクへの作用を検証した系統的レビューが、ブラジルのグループ(Federal University of Rio de Janeiro)から報告されていました。
(Nutr Hosp. 2015 Nov 1;32(5):1909-18)
最近、いわゆるスーパーフードとして、チアシード(Chia Seed)が注目されています。
特異的なファイトケミカルや機能性があるというよりは、現代の食生活に取り入れることで、
全般的な栄養バランスの改善が期待されています。
チアシードには、タンパク質、オメガ3系脂肪酸(α-リノレン酸)、ミネラル、食物繊維が含まれています。
今回のレビューでは、
チアシードの摂取(全粒、あるいは精製の両方)による、心血管疾患リスクへの作用が検証されました。
具体的には、主要医学データベースから、過去10年間の心血管リスクとしアシードに関連する臨床研究が検索され、
(Lilacs, Medline, Cochrane, Scielo, Scopus, Web of Science)
7報、200名のデータが対象となりました。
7報の内訳は、
5報は盲検試験であり、
1報はランダム化試験ではなく、
また、2報はランダム化された急性投与(短期投与)試験
でした。
解析の結果、
チアシード投与により、
1報では、収縮期血圧の有意な低下および炎症マーカーの有意な低下(改善)が認められています。
なお、体重や脂質代謝指標、血糖値には有意な変化は認められていません。
4報では、
血中α-リノレン酸とEPAの一過性の上昇(スパイク)が示されていました。
(他の指標では有意な変化はなし)
急性試験(短期投与試験)では、
食後血糖値の上昇に対する有意な抑制作用が見出されています。
また、
1報では、
中性脂肪値、体重、炎症マーカーの有意な低下が示されましたが、チアシードは、他の機能性食品と併用されています。
研究の多くでは、バイアスは不明確あるいは低いということでした。
2報では高いバイアスが示唆されています。
以上のデータから、
論文著者らは、チアシード摂取による心血管疾患リスク低下作用に関するエビデンスは、まだ不明瞭であり、さらに、質の高い臨床試験による検証が必要と考察しています。
一般に、チアシードは、その摂取により、顕著な減量や内分泌代謝指標の改善といった作用を示すのではなく、従来の食事の一部をチアシードで置き換えることで生活習慣病の予防や改善効果が示唆される、と思われます。
DHCでは、下記のチアシード含有食品を製品化しています。
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