昨日に続き、今日も講演をしてきました。本日は、
「統合医療塾」主催による医師を対象にしたコースで、「海外の統合医療の現状」というタイトルでお話させていただきました。
医学界では、統合医療という個別化医療の理念は確立されつつありますが、臨床現場での統合医療の実践は、容易ではないのが現状です。「統合医療塾」は、臨床における統合医療の啓蒙と推進を目的としているようですので、大切な試みと感じました。
さて、講演をした私としては、昨日の朝日カルチャーセンターよりは、焦点を絞った内容で話ができました。というのは、今日は、聴講者が全員医師であり、かつ『統合医療』というキーワードで表現される問題意識や興味を共有できていたからです。
もちろん、医師といっても専門はそれぞれ異なりますが、医学の専門用語も使えて、かつ、アメリカの医療界をめぐるオフレコの話題にも言及できたという意味では、比較的自由に話すことができたという印象です。聴講者も少人数であったので、一人ひとりの顔をみながら話できたという点では、よかったと思います。