サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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妊娠中のビタミンD摂取が子どもの喘息・反復性喘鳴を減らす:メタ解析 [2017年04月03日(月)]
呼吸器のアレルギー病態である喘息や喘鳴について、胎児期のビタミンD不足との関連が示唆されています。

昨年の論文ですが、臨床アレルギー・免疫学の専門ジャーナルに、妊娠中のビタミンサプリメントの摂取と、妊娠アウトカムとの関連を調べたメタ解析が報告されていました。
(J Allergy Clin Immunol Pract. 2016 Nov 22)



具体的には、

子供でのアレルギー疾患発症に対する妊娠期間中のビタミンサプリメントの摂取の影響を検証する目的で、

主要医学データベースを用いて、
(CENTRAL, MEDLINE, SCOPUS, World Health Organization's International Clinical Trials Registration, E-theses, Web of Science)

ランダム化比較試験(RCT)が検索され、

5報から、2456名の小児のデータが抽出されました。


内訳は、

ビタミンC+E;1報、ビタミンC;1報、ビタミンD;3報で、

偽薬/対照との比較です。



ビタミンDサプリメントを妊婦に投与した3報、小児1493名に関して、メタ解析が行われた結果、

ビタミンDの妊娠中の摂取により、小児の反復性喘鳴の有意な減少が認められたということです。
(約19%の減少. RR 0.812; 95% CI, 0.67-0.98)


なお、
ビタミンC+E、ビタミンCについては、2報の間での異質性が高く、メタ解析は行われませんでした。



以上のデータから、

小児の反復性喘鳴の予防/リスク低減に対して、

妊娠中のビタミンDサプリメントの好影響が示唆されます。


今後、補完療法としての適正使用情報の構築が期待されます。


最近では次の研究が知られています。


妊娠中のマルチビタミンサプリメントが小児の多動性リスクを低減





妊娠中には、ビタミンやミネラルの必要量が増加しますので、

米国では、妊娠中には、
Prenatal vitaminsとして、ビタミン類やミネラル類のサプリメントを摂取することは当然とされています。




妊娠中は、バランスの取れた食事に加えて、マルチビタミンおよびマルチミネラルサプリメントの摂取が必須です。


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