サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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原発性月経困難症に対するアロマセラピーの有用性 [2016年08月25日(木)]
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さて、本日の私的なお勉強日記です。

今月の補完療法の専門ジャーナルに、原発性月経困難症に対するローズ精油の有用性を示した臨床研究が、トルコのグループ(Gaziosmanpasa University)から報告されていました。
(Complement Ther Clin Pract. 2016 Aug;24:45-9.)



今回の研究では、

ローズ精油(エッセンシャルオイル)による原発性月経困難症への作用が検証されました。


具体的には、

患者100名を対象に、

・75mgのジクロフェナク(NSAIDs薬)投与群



・75mgのジクロフェナク(NSAIDs薬)投与+2%ローズ精油によるアロマセラピー併用群

の2群について、

介入開始時、

10分後、


30分後の症状についてVASによる評価が行われています。


解析の結果、

介入の前後の比較では

両群とも投与開始時に比べて、10分後および30分後の時点で、VASの有意な減少(改善)が認められました。
(p < 0.001)


なお、

30分の時点においては、

ジクロフェナク(NSAIDs薬)の単独投与群は、ローズ精油のアロマセラピー併用群に比べて、

VASが有意に高値でした。
(p = 0.019)


以上のデータから、

原発性月経困難症に対して、

消炎鎮痛剤による標準治療の補完療法として、アロマセラピーによる疼痛軽減といった有用性が示唆されます。

今後、さらに質の高い研究による臨床的意義の評価が期待される分野です。




最近の研究では、


アロマセラピー+マッサージによる乳がん患者のQOL改善作用




アロマセラピーによる認知症改善作用



ベルガモット精油アロマセラピーによるストレス軽減効果




月経困難症に対するアロマセラピーの効果




アロマセラピーによるストレス軽減効果:メタ解析



アロマセラピーによる術後の鎮痛効果



アロマセラピーによるストレス軽減効果@看護師



アロマセラピーによる掻痒改善効果@慢性維持透析患者


も示されています。



なお、
日本では、アロマセラピーの精油(エッセンシャルオイル)は雑貨扱いになっており、
品質が玉石混淆です。


したがって、一定以上の品質を有する、質の高いアロマセラピー製品を選ぶ必要があります。


DHCでは、アロマセラピーの関連製品を扱っています。






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