サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果 [2012年10月29日(月)]
今月の女性と健康の専門ジャーナル(電子版)に、子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果を示した臨床研究が、ブラジルのグループから報告されていました。
(Int J Womens Health. 2012;4:543-9.)




レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。



レスベラトロールは、長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子を活性化することが知られています。


近年、レスベラトロールによる内分泌代謝改善作用が示されており、生活習慣病に対する臨床的意義が注目されています。




さて、今回の研究では、子宮内膜症に伴う疼痛(骨盤痛)に対してホルモン剤服用中におけるレスベラトロールの作用が検証されました。


具体的には、

子宮内膜症関連痛に対して経口避妊薬を服用し、十分な疼痛コントロールが得られてない患者12名を対象に、

1日あたり30mgのレスベラトロールが投与されています。



(経口避妊薬は、
ドロスピレノン/エチニルエストラジオール、Drospirenone/Ethinylestradiol黄体ホルモン剤/卵胞ホルモン剤を服用)




経口避妊薬に、
1日あたり30mgのレスベラトロールの併用療法を2ヵ月間行った結果、

被験者の82%において、月経困難症と骨盤痛の有意な改善が認められたということです。





また、別の臨床研究では、

子宮内膜症にて処置/検査を受けた患者42名の内膜組織を用いて、

アロマターゼおよびシクロオキシゲナーゼ2の発現が調べられました。

(被験者のうち16名は、入院時に経口避妊薬を単独で服用。
残りの26名は経口避妊薬とレスベラトロールを併用。)




解析の結果、

経口避妊薬単独投与群に比べて、

レスベラトロール併用投与群において、

アロマターゼおよびシクロオキシゲナーゼ2発現の有意な抑制が見出されました。





以上のデータから、

レスベラトロールの投与は、

アロマターゼおよびシクロオキシゲナーゼ2発現の抑制を介して、

子宮内膜症に伴う骨盤痛および月経困難症を改善する働きが示唆されます。




今後、さらに質の高い研究による検証が期待される分野です。







抗加齢医学研究の分野では、長寿遺伝子を活性化する方法の一つとして、
カロリー制限/摂取エネルギー制限が知られています。

(サルを用いて、必要な栄養素を満たしつつ、70%のカロリー制限を長期間行った研究データがよく知られています。


カロリー制限の他、長寿関連遺伝子を活性化する機能性食品成分として、赤ワインに含まれるポリフェノールの1種のレスベラトロールがあります。


ただし、赤ワインの摂取を介してレスベラトロールを摂取するのは(ワイン摂取量が超大量になるので)非現実的であること、

また、ヒトがレスベラトロールをサプリメントとして摂取することでアンチエイジング関連効果が得られるのか、といった議論があります。




健康長寿には、カロリー制限(過剰摂取を避けること)と、適切な運動習慣が重要です。



日本でも、腹八分といわれるように、カロリーの過剰摂取は健康維持には好ましくありません。



過食は、活性酸素を過剰に発生させ、慢性炎症に起因する多くの生活習慣病の原因となります。




そこで、ライフスタイルに気を付ける、ということが再認識されるわけですが、

一方で、比較的容易にアンチエイジング効果を得られる方法の一つとして、

長寿遺伝子を活性化する機能性食品の研究が注目されるようになりました。




この数年、レスベラトロールに関する研究が盛んになり、内分泌代謝性疾患に対する効果など、さまざまな作用が示唆されています。


(ヒトの場合、レスベラトロールで長寿になるかどうかの検証は容易ではありませんが、レスベラトロールの投与によって、メタボリック症候群や糖尿病など、内分泌代謝疾患の改善が期待できるかもしれません。)





現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


という報告が知られています。


DHCでは、レスベラトロールを製品化しています。



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