今月の生殖内分泌学の専門ジャーナルに、男性不妊症における血中ビタミンD値の意義を調べた研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(
Reprod Biol Endocrinol. 2015 Nov 21;13(1):127.)
ビタミンDは、男性でも女性でも、正常な生殖能の維持に重要な必須栄養素です。
ビタミンD低値が、不妊症に関連することが知られています。
今回の研究では、
血中ビタミンD低値を示す男性と、妊娠成功率、受胎率に関する検証が行われました。
具体的には、
不妊症のカップル102名を対象に、
男性パートナーに関して、
・血中ビタミンD値が正常値(≥30 ng/ml)
・血中ビタミンD値が低値(30 ng/ml未満)
の2群に分け、
精液が解析されました。
また、女性パートナーに関して、
ゴナドトロピン誘導性排卵の3周期に関して、
臨床的な妊娠率や流産率などが調べられています。
解析の結果、
まず、男性パートーなーでの精液検査では、両群間に有意差は認められませんでした。
次に、
妊娠率(被験者一人当たり1周期あたり)は、ビタミンDが低値の群に比べて、
ビタミンDが正常群のほうが有意に高値でした。
(p< 0.05)
以上のデータから、
男性不妊症に対して、ビタミンDの重要性が示唆されます。
今後、ビタミンDサプリメントの介入試験による検証が期待される分野です。
男性不妊症に対する機能性食品素材としては、コエンザイムQ10の効果が報告されています。
コエンザイムQ10による男性不妊症改善作用
コエンザイムQ10による抗酸化作用@男性不妊症
コエンザイムQ10 による男性不妊症の改善作用
還元型コエンザイムQ10による乏精子症(精子無力症)改善効果
コエンザイムQ10+ビタミンEによる精子機能の改善と妊娠率向上
特発性精子無力症に対するサプリメントの効果
還元型コエンザイムQ10による精子機能改善作用
コエンザイムQ10 による男性不妊症の改善作用
αリポ酸による精子機能改善作用
ビタミンDによる精子運動機能の改善作用
トンカットアリによる男性のQOLとリビドー改善作用
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