最近は映画もDVDで観ることの方が多くなってきて、
映画館で観るべき映画しか映画館へ行かなくなってきました。
そんなまんまるねこですが、これは映画館で観るべきだと
前売りを買っていた映画をやっとやっと観てきました。
言わずと知れた話題作のレ・ミゼラブル
原作はヴィクトル・ユーゴーの小説で原題は「哀れな人々」
子供の頃、文学全集で読んだ方も多いのではないでしょうか?
まんまるねこも子供の頃「ああ無情」読みました。
子供向けには銀の燭台のエピソード中心になっていたので、
今回映画を観て初めて時代背景などわかった部分多し
貧困の中、生きるのが精一杯の民衆が、
努力しても努力しても今の苦しい生活を抜け出せない様子、
自分の人生を切り拓くことが難しかった不自由な時代。
原題の「哀れな人々」その通り。
暗い道には出口も抜け道さえないことが胸に迫ります。
観る人によって感じ方はいろいろだけれど、
やっぱり女性ならアン・ハサウェイ演じるフォンテーヌに
感情移入してしまう方が多かったのではないでしょうか?
時代も悪かった、選んだ男も悪かった。
今の世ならたとえちょっと選択を誤ったとしても
誰かしら助けてくれる人や助けてくれるシステムがあります。
自分の努力で、または誰かの助けを借りて、
ちょっとした軌道修正をしたり、やり直すことができる。
自分の努力でなんとかできるって本当はすごくありがたく、
すごく自由なことなんだと改めて強く思いました。
映画は2時間40分とやや長めのミュージカルですが、
長さを感じさせなくて終わるまであっと言う間。
音楽にも引き込まれるいい作品でした。
まもなく公開終了ですが、未見の方ぜひおすすめします