サプリ研究の第一人者、蒲原先生の公式ブログです。

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ストロベリーが変形性膝関節症に有用:臨床試験 [2017年08月31日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、ストロベリーによる変形性膝関節症への作用を検証した臨床研究が、米国のグループ(Oklahoma State University)から報告されていました。
(Nutrients. 2017 Aug 28;9(9).)



変形性膝関節症は、生活の質に関わる状態であり、膝関節での疼痛や炎症が見られます。


イチゴ(ベリー)類やウコン(クルクミン)、緑茶カテキンなど食品に含まれるポリフェノールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有しており、
膝関節症の病態に対する有用性が想定されます。


そこで、

今回の研究では、

肥満成人の変形性膝関節症に対する、
食事由来のストロベリー(イチゴ)摂取による疼痛及び炎症マーカー、QOLへの作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化二重盲検クロスオーバー法にて、

放射線学的に変形性膝関節症と診断された被験者17名(平均BMI 39.1 ± 1.5; 年齢 57 ± 7歳)を対象に、

フリーズドライのストロベリー飲料(50グラム/日)
あるいは対照飲料の摂取群の2群について、
12週間の介入が行われ、

(2週間のwash outのため合計26週間)


疼痛やQOLの評価、臨床生化学指標が調べられました。

疼痛はVASとICOAP(Intermittent and Constant Osteoarthritis Pain)

HAQ-DI(Health Assessment Questionnaire-Disability Index)の質問票が用いられ、

12週、14週、26週の時点での評価が行われています。


解析の結果、

対照群に比べて、

ストロベリー摂取群では、

炎症と軟骨変性の指標である、IL-6、IL-1β, MMP-3の有意な減少が認められたということです。

(all p < 0.05)

また、

ストロベリー摂取群では、

ICOAP質問票およびHAQ-DIスコアでの疼痛減少効果が見出されました。
(all p < 0.05)


なお、CRP、糖代謝および脂質代謝指標では有意な変化は示されませんでした。


以上のデータから、

肥満の変形性膝関節症に対して、
食事としてのストロベリー摂取による疼痛軽減、抗炎症作用が示唆されます。


今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。


なお、変形性膝関節症を有する肥満者の場合、減量が最も有用な改善方法の一つです。

具体的には、カロリー制限・脂質制限の標準治療食、糖質制限・低炭水化物食、あるいはフォーミュラ食(置き換え食)を用いた減量が、ストロベリー摂取よりも優先されます。


DHCでは、

肥満・糖尿病・アンチエイジング・ヘルシーエイジング(健康長寿)のための食事として、

「‘ゆるやか’糖質制限」(緩やかな糖質制限食・低炭水化物食)を推奨しています。



グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。







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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


サプリメントと医薬品の相互作用ハンドブック―機能性食品の適正使用情報
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posted at 23:54 | この記事のURL
オメガ3系脂肪酸が胎児の発育を促進し低出生体重リスクを低減:メタ解析 [2017年08月30日(水)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、母体のオメガ3系脂肪酸摂取による胎児/新生児への発育に対する有用性を検証した系統的レビュー/メタ解析が報告されていました。
(Clin Nutr. 2017 Aug 10. pii: S0261-5614(17)30269-8.)



EPADHAなどのオメガ3系必須脂肪酸は、抗炎症作用・動脈硬化予防作用、認知機能改善作用、抗うつ作用など多彩な働きが示されています。






今回の研究では、

母親のオメガ3系必須脂肪酸(EPAやDHA)の摂取による、胎児/新生児の発育/体重/体組成への作用についてレビューが行われました。


具体的には、
主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Web of Science, the Cochrane Library)

ヒト臨床研究として、
妊娠中あるいは授乳中に母親が、オメガ3系必須脂肪酸を摂取し、胎児や新生児への成長をアウトカムとしたランダム化比較試験が検索され、


26報から、10,970名の参加者データが解析の対象となりました。


解析の結果、

オメガ3系必須脂肪酸の投与群では、

出生体重の有意な増加、
(WMD = 42.55 g, 95% CI: 21.25, 63.85)

ウエスト周囲径の有意な増加
(WMD = 0.35 cm, 95% CI: 0.04, 0.67)

が見出されました。

なお、出生時身長
(WMD = 0.09 cm, 95% CI: -0.03, 0.21),

出生後(新生児)身長
(WMD = 0.13 cm, 95% CI: -0.11, 0.36),

出生後(新生児)体重
(WMD = 0.04 kg, 95% CI: -0.07, 0.14),

BMI (WMD = 0.09, 95% CI: -0.05, 0.23),

皮膚厚
(WMD = 0.45 mm, 95% CI: -0.30, 1.20),

体脂肪量
(WMD = 0.05 kg, 95% CI: -0.01, 0.11)

体脂肪率
(WMD = 0.04%, 95% CI: -0.38, 0.46)

には有意差は認められませんでした。


以上のデータから、

妊婦/授乳婦のオメガ3系必須脂肪酸(EPA/DHA)摂取は、胎児の成長に好影響を与えると考えられます。

日本では、低出生体重児が増加しており、サプリメントではオメガ3系必須脂肪酸(EPA/DHA)が有用と考えられます。




DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。




EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))





DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))







最近では、下記の報告があります。


魚油が早産リスクを低下させ出産アウトカムを改善する:メタ解析



葉酸サプリメントが低出生体重児と胎児発育遅延リスクを減らす





妊娠中における微量栄養素サプリメントの有用性




ビタミンB12が低いと早産や低出生体重のリスクが高い:メタ解析





DHCは、妊娠を考える女性に必要な栄養素である鉄・ビタミンB12・葉酸をまとめたサプリメントを「ヘム鉄」として製品化しています。

ヘム鉄 30日分【栄養機能食品(鉄・ビタミンB12・葉酸)】
鉄分を効率よく!女性にうれしいミネラルパワー




DHCでは、適正な価格で高品質のマルチビタミンマルチミネラルカルシウム・マグネシウムを提供しています。




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尋常性天疱瘡に対するL-カルニチンの作用 [2017年08月29日(火)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、尋常性天疱瘡に対するL-カルニチンの作用を検証した臨床研究が、イランのグループ(Tehran University of Medical Sciences)から報告されていました。
(Eur J Clin Nutr. 2017 Aug 23.)


天疱瘡は、皮膚や粘膜に、びらん、潰瘍といった病変が認められる自己免疫性水疱性疾患です。

尋常性天疱瘡は、天疱瘡中最も頻度が高く、

特徴的な臨床的所見は、口腔粘膜に認められる疼痛を伴う難治性のびらんや潰瘍です。


今回の研究では、

尋常性天疱瘡におけるL-カルニチン投与による酸化ストレスや脂質代謝への作用が検証されました。

具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

尋常性天疱瘡患者52名を対象に、

・L-カルニチン投与群(2グラム、分2):26名

・偽薬投与群:26名

の2群について、
8週間の投与が行われ、


介入の前後で、酸化ストレス関連指標および脂質代謝関連指標が調べられました。


解析の結果、

L-カルニチン投与群では、

血中の中性脂肪値の有意な低下、

総コレステロール値の有意な低下、

LDLコレステロール値の有意な低下、

酸化ストレス指標の有意な低下
(OSI; P<0.05)

が見出されたということです。


また、

L−カルニチン投与群では、

総抗酸化能 (TAC)の有意な亢進、
(P=0.05)

血中カルニチン値の有意な上昇
(P<0.001)

が示されています。


さらに、

L-カルニチン投与群では、

偽薬群に比べて、

血中の総抗酸化能の亢進傾向、
(P=0.15)

HDL値の上昇傾向
(P=0.06)

も見出されました。


以上のデータから、

尋常性天疱瘡患者において、

L-カルニチン(2グラム/日)投与による抗酸化能および脂質代謝への好影響が示唆されます。

今後、補完療法としての臨床的意義の検証が期待されます。




カルニチンは、アミノ酸誘導体で、食肉(ラム肉)や乳製品に豊富に存在します。



カルニチン(L-カルニチン)は、脂肪の代謝に必要な機能性成分です。

(長鎖脂肪酸は、L-カルニチンと結合することでミトコンドリアに入ります。)



L-カルニチンに関する研究では、中性脂肪やVLDLコレステロールの低下作用、肝臓での脂肪蓄積の抑制、運動能向上作用、肥満での減量など、多彩な働きが示されています。



例えば、

カルニチンによる運動耐用能の亢進@アスリート

という研究も知られています。


また、特定の病態において、治療と併用されることもあります。

例えば、腎疾患患者の血球減少症に対する効果、糖尿病患者での代謝の改善、慢性疲労症候群患者の症状改善、C型肝炎のインターフェロン療法の補助療法などが報告されています。

特に、腎不全によって慢性維持透析を受けている病態では、カルニチン欠乏による障害が知られており、L-カルニチンの摂取が推奨されます。







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コーヒーの摂取による心血管死および心筋梗塞死亡リスクの低下 [2017年08月28日(月)]
今月の臨床栄養学の専門ジャーナル(電子版)に、心筋梗塞の既往を有する患者において、コーヒーの摂取と、心血管死亡および心筋梗塞死亡との関連を調べた疫学研究が、オランダのグループ(Wageningen University)から報告されていました。
(Am J Clin Nutr. 2017 Aug 23.)



これまでの疫学研究によって、コーヒーの摂取による生活習慣病リスクの低下が知られています。


例えば、コーヒーの摂取による2型糖尿病リスク低下、脳卒中リスク低下、うつ病リスク低下、肝がんリスク低下、認知機能の低下抑制などがあります。


日本でも、次の研究があります。


3杯のコーヒーで脳腫瘍が半減する@日本人

コーヒーに含まれるポリフェノールの1種、クロロゲン酸の抗酸化作用などの作用を介した効果と考えられています。


さて、
今回の研究では、

心筋梗塞の既往を有する患者において、

コーヒー(カフェイン入り、カフェイン抜きの両方)の摂取と、

心血管死亡、心筋梗塞死亡および全死亡率との関連が検証されました。


具体的には、

オランダで行われたアルファオメガコホート研究の参加者の4365名の患者を対象に、
(60-80歳、21%が女性、研究に参加する10年以上前に、心筋梗塞の既往歴のある患者)

参加登録時(2002年-2006年)での、過去1ヶ月間のコーヒーの摂取など203項目に係る食事調査が行われ、

2013年1月1日までのフォローアップ中での
死因が調べられています。


交絡因子で補正後、

コーヒーの摂取と、心血管死亡、心筋梗塞死亡、全死亡が検証されました。


まず、

患者の96%がコーヒーを摂取していました。

中央値は、

1日375mL
(3杯以内)
です。


7.1年間(中央値)のフォローアップ期間中、

合計945死亡例が見出されました。

(心血管死亡は396例、

心筋梗塞死亡は266 例)


解析の結果、

コーヒーの摂取は、

心血管死亡との負の相関が見出されました。

1日あたり0-2杯の摂取群に比べて、

1日あたり2-4杯の摂取では、
31%のリスク低下、
(HR 0.69; 95% CI: 0.54, 0.89)

1日4杯を超える摂取では、

28%のリスク低下
(HR; 0.72, 0.55, 0.95)

という相関でした。


次に、

心筋梗塞死亡では、

それぞれ
23%のリスク低下、
(HR;0.77, 95% CI: 0.57, 1.05)

32%のリスク低下、
(HR 0.68, 95% CI: 0.48, 0.95)

という有意な相関が見出されています。

さらに、

全死亡率との関連では、

それぞれ
16%の低下
(HR; 0.84, 95% CI: 0.71, 1.00)

18%の低下
(HR;0.82 (95% CI: 0.68, 0.98)

の相関が見出されています。

多変量解析では、

カフェイン入りコーヒーと、
カフェイン抜きコーヒーのいずれの群でも、同様の相関が見出されました。


以上のデータから、

心筋梗塞の既往を有する患者において、

コーヒーの摂取による2次予防効果として、

心血管死亡リスク低下、

心筋梗塞死亡リスクの低下、

全死亡リスクの低下といった有用性が示唆されます。



これまでの疫学研究や臨床試験では、高血圧症の改善、心血管疾患(動脈硬化性疾患)リスクの低減、抗がん作用などが報告されています。



例えば、次のような研究が知られています。


コーヒー摂取による全死亡率と心血管疾患リスク低下効果:メタ解析



コーヒーの摂取と死亡率の関係@日系アメリカ人


コーヒーの摂取と泌尿器のがんの関係@メタ解析



コーヒーの摂取による前立腺がんリスク低下作用@メタ解析




コーヒーによる肝臓がんリスク低下作用



コーヒーの摂取と前立腺がんリスクとの関連



コーヒーの摂取による口腔咽頭がんリスク低下作用



チョコレートとコーヒーの摂取と肝機能の関係@HIV-HCV重複感染者



コーヒーの摂取が女性のうつ病リスクを抑制




DHCでは、各種のお茶・ハーブティー・コーヒー、カフェイン抜きの飲料などを製品化しています。





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ビタミンEが子宮頸部腫瘍リスクを半減:メタ解析 [2017年08月27日(日)]
今月の科学誌に、ビタミンEの摂取と子宮頸部腫瘍(悪性新生物)リスクとの関連を検証したメタ解析が報告されていました。
(PLoS One. 2017 Aug 22;12(8):e0183395.)


ビタミンEは、抗酸化作用を有する脂溶性ビタミンであり、ベーシックサプリメントとして、健康増進/未病対策での摂取が推奨できます。


最近では、次のような研究があります。


ビタミンEによる高血圧改善作用:メタ解析 


ビタミンEが高齢者の肺炎リスクを低減する:ATBC研究


コエンザイムQ10+ビタミンEによる精子機能の改善と妊娠率向上





これまでの疫学研究では、

ビタミンEによる子宮頸部腫瘍(悪性新生物、uterine cervical neoplasm)のリスク低下作用が示唆されています。

今回の研究では、

ビタミンEの摂取と、子宮頸部腫瘍とのリスクとの関連について、メタ解析が行われました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて、
(PubMed, Embase and Cochrane)

2016年12月31日までの収載論文から、

ビタミンEと子宮頸部腫瘍(悪性新生物)に関する研究が検索され、

合計15報の症例対照研究から、

3741症例と、

6328対照群が解析の対象となりました。

解析の結果、

ビタミンEが高値であると、

子宮頸部腫瘍(悪性新生物)リスクが42%低下する、という有意な相関が見出されました。
(OR = 0.58, 95% CIs = 0.47-0.72, I2 = 83%)


サブ解析の結果、

ビタミンEの摂取量および血中濃度のいずれも、

子宮頸部腫瘍(悪性新生物)リスクと有意な負の相関が認められました。


さらに、

異なる被験者群や、異なる子宮頸部腫瘍での層別解析でも、

ビタミンEと、子宮頸部腫瘍リスクとの間の負の相関が同様に見出されました。


メタ回帰分析では、

いずれの交絡因子も、アウトカムの有意性に影響は与えていません。

また、出版バイアスも見出されませんでした。


以上のデータから、

ビタミンEの摂取が多いと、
あるいは、
ビタミンEの血中濃度が高いと、

子宮頸部腫瘍(悪性新生物)リスクが低下するという関連が示唆されます。


今後、介入研究による検証が期待される分野です。



ビタミンE
天然ビタミンE[大豆] 30日分
美容と若々しさの維持に
\380(税込\410)







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ウコン・トウキ・高麗人参は臨床的には出血や凝固系に影響を与えない [2017年08月26日(土)]
今月の生薬学の専門ジャーナルに、ウコン・トウキ・高麗人参の摂取による血液線溶凝固系への臨床的作用を検証した臨床研究が、シンガポールのグループから報告されていました。
(Phytomedicine. 2017 Aug 15;32:88-96)



ハーブサプリメントや伝統医療で用いられるハーブ・生薬では、in vitro研究で、血小板抑制作用などを示すものがあり、

サプリメントの注意事項として、出血傾向を生じうる、といった記載が散見されます。


例えば、イチョウ葉エキスなどが知られています。

一方で、臨床研究では、ヒト臨床において、通常の用量では、有意な所見は生じない、ということが、イチョウ葉エキスなどで走られていますし、EPAも同様です。


(サプリメントも医薬品も、これらの点に関しては同じなのですが、サプリメントはダブルスタンダードでいろいろいわれて、風評被害がネット上にあふれています。)



さて、今回の研究では、

in vitro研究において、血小板抑制作用が示されているハーブ/生薬について、臨床的な出血傾向を生じるかどうかが、検証されました。



具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験として、

ウコン(Curcuma longa)、トウキ(当帰, Angelica sinensis)、高麗人参(Panax ginseng)の3種類について、

単独投与あるいはアスピリンとの併用投与により、

健常者25名を対象に、

抗血小板作用、抗凝固作用が検証されました。



試験は次の3相で行われています。

まず、生薬単独投与、

次に、アスピリン単独投与、
続いて、アスピリンとハーブ

の併用として、

各3週間の投与、2週間のwash outです。


PT/ATT、血小板機能などの指標が調べられています。


解析の結果、

まず、全般的に、

血小板機能や抗凝固能に対して、臨床的な影響は検出されませんでした。



次に、特定のアゴニストを用いた血小板凝集作用に対して、

アラキドン酸誘導性血小板凝集に対する抑制が、

ウコン群24名中4名、

トウキ群24名中2名、

高麗人参群23名中1名で示されました。


その他のアゴニストによる血小板凝集作用に対して、

これらの3種類のハーブによる影響は見出されていません。


また、

これらのハーブと、アスピリンとの組み合わせ投与では、

アスピリン単独投与時の血小板凝集阻害との有意差は認められていません。


その他、

PT/ATTなどの指標でも有意な変化は認められず、

有害事象としての出血傾向なども認められていません。



以上のデータから、

ウコン、トウキ、高麗人参のいずれも、

単独投与あるいはアスピリンとの併用によって、臨床的には、出血リスクなどは生じないことが示唆されます。



なお、今回の臨床試験の被験者は健常者ですので、何らかの基礎疾患を有して、医薬品で治療中という場合は、念のため、臨床的指標のモニタリングはもちろん必要です。



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グルコサミンの風評被害by整形外科医 [2017年08月25日(金)]
先月末(7/28)の英国の医学誌に、グルコサミンには効果がない、とする研究が、整形外科医のグループから報告されていました。



私は、特に気に留めていなかったのですが、
(整形外科医のグループが、グルコサミンのネガティブキャンペーンをするのはいつものことなので)、

日本でもネットニュースになっていたようで、感想を聞かれました。



今回の研究は、取り上げるほどでもないレビュー論文で、

かつ、ネガティブな結果を誘導するために仕組まれたような、突っ込みどころ満載の内容なのですが、

問い合わせを受けてから、確かに、医学研究論文に慣れていないと、(ネットのニュースだけを見ると)グルコサミンが効かない、と誤解してしまうとも思いました。



以下、論文の要旨と、それに対する私見を記載いたします。


論文の要旨は、

グルコサミンの効果の有無を調べる目的で、

・1994〜2014年の間に実施された、グルコサミンを飲んだ場合と飲んでいない場合を比較した試験から、

・被験者数が1600人以上で、変形性膝関節症の程度、年齢、BMI、性別など交絡因子を考慮して、3か月から、1〜2年以上の投与した研究。

・さらに、バイアスがかかることを防ぐため、サプリメントを製造している企業から研究資金を提供されている研究は除外した。

・結果は、6報すべての研究でグルコサミンにひざの痛みに関する効果はまったく確認されなかった。中にはプラセボのほうが、効果があったという研究もあった

というものです。



以下、解説させていただきます。

・1994〜2014年の間に実施された、グルコサミンを飲んだ場合と飲んでいない場合を比較した試験から、

⇒これは、グルコサミンのネガティブな研究として有名なGAIT1が含まれるような期間を設定しています。

グルコサミンの有効性を示した、2015年以降の研究(MOVESやLEGS)は意図的に除外しているようです。

なお、GAIT1研究では、中等度以上の膝の症状を有する被験者では、グルコサミンのほうが、医薬品よりも効果がある、というデータになっています。

ただし、GAIT1研究は、偽薬レスポンスが6割と高いこと、実薬対照が機能していないことから、そもそも研究が正しく実施されなかった、失敗した研究という結論です。


・被験者数が1600人以上で、変形性膝関節症の程度、年齢、BMI、性別など交絡因子を考慮して、3か月から、1〜2年以上の投与した研究。


⇒長期投与のほうをきちんと評価すべきですが、長期投与をするとなかなか大規模な研究は難しいです。

グルコサミンは6ヶ月以上の投与が必要です。

ちなみに、除外されているようですが、欧州で行われた研究で、グルコサミンを3年以上投与し、7年間フォローした研究では、グルコサミン摂取群で、膝関節置換術のリスクが半減した、という報告があります。

このデータによると、グルコサミン利用が広まると、手術の件数が減るわけなので、一部の人は困るかもしれませんね。



・さらに、バイアスがかかることを防ぐため、サプリメントを製造している企業から研究資金を提供されている研究は除外した。


⇒これは、COI(利益相反)の情報判断を間違えています。

現在、医学研究では、COIを開示することがルールになっています。
(私も、DHC研究顧問であることは、COIに開示しています。ただし、そもそも肩書きで書いているので不要なのですが。
COIが特に問題になるのは、私学の医学部の先生という肩書きなのに、実は。。。という場合です。)


COIが問題になったのは、20年以上前の米国でのケースが有名で、

例えば、高血圧の薬の副作用を過小評価した医師たちが、その製薬メーカーから研究費をもらっていたケース、

あるいは、タバコの害を過小評価した研究者は、タバコ産業からお金をもらっていた、
ということがあります。


これらが、当時、利益相反により科学的データがゆがめられたケースとして問題になり、製薬会社やタバコ会社への利益誘導として、アメリカでの医学上の課題になりました。


現在では、第3者がデータを見るときに、研究デザインだけではなくて、研究費もちゃんと開示して、第3者がわかるようにしましょう、というルールが整備された、というのがCOIの経緯です。


それで、そのルールがグルコサミン研究でも機能している、というだけであって、

別に、有効性のデータ云々とは関係ない話ですが、わざわざグルコサミンを過小評価するために、有効性のデータを意図的にはずした、ということがうかがわれます。


ちなみに、研究費の話となると、医薬品の場合、それを開発した医薬品メーカーが特許を有しており、そこが、資金を出して、COIを開示して、データを発表しています。


大手製薬メーカーが発売する医薬品の有効性を示した研究を、今回のグルコサミンのような理屈で除外すると、医薬品の有効性のデータがなくなってしまうのでは?



つまり、研究資金を提供されていることは、利益相反として開示される、ということが重要であり、ルールですが、それ以上でも以下でもありません。


グルコサミンを売りたいメーカー側からの研究はフェアではないとして除外するなら、

そもそも、グルコサミンが広く利用されて、膝関節症の進行が抑制されてしまうと、膝関節置換手術の件数が減少して困る整形外科医が、グルコサミンについてネガティブキャンペーンをしていること自体、消費者の利益にはならないと思います。



・結果は、6報すべての研究でグルコサミンにひざの痛みに関する効果はまったく確認されなかった。中にはプラセボのほうが、効果があったという研究もあった


⇒(グルコサミンに効果があるという研究をいろいろな理由をつけて除外した結果) 6つの研究を解析しているようです。

しかし、米国医学図書館データベースPubmedでざっと検索すると、毎年10件から20件のグルコサミンを用いた臨床試験が報告されています。

で、前述のように、いろいろ除外して、6報で効果がなかった、という結果ありきの誘導になっています。

なお、このレビューに含まれているGAIT1研究では、グルコサミンに効果がない、という結論になっていますが、

GAIT1では実薬対照のCOX2阻害剤でも効果が認められておらず、逆に、中等度以上の患者では、グルコサミンがもっとも有用であった、という層別解析データが示されています。



現在、グルコサミンは、単に変形性膝関節症の補完療法としての有効性だけではなく、
健康寿命の延伸作用でも注目を集めており、新たな段階に入っています。


まず、グルコサミン研究の経過を見ると、2001年にランセット(権威のある臨床医学ジャーナル)に、変形性膝関節症に効果がある、という発表がなされました。
その後、複数の試験で、同様の効果が認められています。
一方、整形外科系からは、GAIT1やGAIT2などのデータを元にネガティブキャンペーンが執拗に行われています。


最新の研究では、

グルコサミンによる慢性炎症の抑制、

長寿関連遺伝子の発現亢進、

グルコサミンサプリメントの長期利用で死亡率が低下

といった健康長寿での働きが示唆されています。


DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究&#8212;MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。





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DHCは、トータルヘルスケア企業として地方自治体と連携し、健康づくり事業に取り組んでいます。ふるさと納税にも協力し、地方創生を支援しています。
地域での健康長寿社会の実現に、DHCとして貢献できるように努めています。



はじめまして、DHC健康食品です



「DHCの遺伝子検査 元気生活応援キット」で体質や疾患感受性を判定


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posted at 23:55 | この記事のURL
アントシアニンが血管内皮機能を改善する:メタ解析 [2017年08月24日(木)]
今月の栄養学の専門ジャーナルに、アントシアニンによる血管内皮機能の改善作用を示したメタ解析が、オーストラリアのグループ(University of South Australia)から報告されていました。
(Nutrients. 2017 Aug 20;9(8).)


アントシアニンは、ファイトケミカルの1種であり、果物や野菜に含まれる青色系の色素です。
(ブルーベリー/ビルベリーのアントシアニンがよく知られています。紫イモ/サツマイモも、アントシアニンが含まれています。)

アントシアニンは、青紫−赤紫色の色素であり、植物が自らを紫外線や酸化障害、害虫などから守るために産生しており、抗酸化作用や抗炎症作用を有しています。



今回の研究では、

アントシアニンの摂取による、血管内皮機能への働きについてのレビュー/メタ解析が行われました。


具体的には、

成人において、
アントシアニンの豊富な食事あるいはサプリメントの摂取と、

血管内皮機能(FMD、PWV)との関連を調べた24報のRCTのデータが解析されました。


解析の結果、

アントシアニンの摂取により、

血管内皮機能FMDの有意な改善作用が見出されました。

FMDの変化:
急性の投与:
(SMD: 3.92%, 95% CI: 1.47, 6.38, p = 0.002; I&#178; = 91.8%)

慢性のサプリメント投与:
(SMD: 0.84%, 95% CI: 0.55, 1.12, p = 0.000; I&#178; = 62.5%)


PWVは、急性期の投与で有意な改善が認められました。
(SMD: -1.27 m/s, 95% CI: -1.96, -0.58, p = 0.000; I&#178; = 17.8%)


これらのデータは、先行するレビューで示されたアントシアニン含有食品あるは抽出物による血管の健康増進という報告とも一致します。


以上のメタ解析データから、

アントシアニンによる血管内皮機能改善作用が示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待されます。


ビルベリー/ブルーベリーに関して、次の研究が知られています。



ブルーベリーによるVDT症候群・眼精疲労改善効果


魚油+ブルーベリー+ルテインによる眼精疲労改善効果



ブルーベリーが心血管リスクを抑制する


ビルベリーアントシアニンの抗炎症作用@潰瘍性大腸炎患者


ブルーベリーによる運動能改善効果



DHCのブルーベリー含有サプリメントとしては、

ブルーベリーエキス 徳用90日分
ぼやぼやの視界をクリアに!使いすぎ&集中疲れにはアントシアニン




速攻ブルーベリー 30日分
クリアな視界を求める人に、もっと速く!約3倍速でアプローチ!



があります。





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posted at 23:56 | この記事のURL
アルツハイマー病に対するレスベラトロールの作用:臨床試験第2相  [2017年08月23日(水)]
今月のNY科学アカデミー誌(電子版)に、アルツハイマー病に対するレスベラトロールの作用を検証した臨床研究が、米国のグループ(Georgetown University)から報告されていました。
(Ann N Y Acad Sci. 2017 Aug 16.)



レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

レスベラトロールは、長寿関連遺伝子の1つであるサーチュイン遺伝子の活性化を介して、アンチエイジング効果があるのでは、と期待されています。

長寿になるかどうかを確認するためのヒト臨床試験は容易ではありませんが、
最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。


アルツハイマー病の病態では、ベータアミロイドの蓄積やタウたんぱくのリン酸化が特徴ですが、まだ不明な点も多く残されています。


中枢神経系へのアミロイドベータの蓄積は、加齢により生じることから、抗加齢分野でのアプローチが考えられます。

抗加齢研究では、基礎研究において、カロリー制限が、アルツハイマー病も含めた慢性疾患のリスクを抑制することが知られており、サーチュイン遺伝子の活性化の関与が考えられています。
(哺乳類のSIRT1)

レスベラトロールは、カロリー制限と同様に、サーチュイン遺伝子発現亢進をもたらします。

そこで、
今回の研究では、

アルツハイマー病に対するレスベラトロールの作用が検証されました。

具体的には、

ランダム化二重盲検偽薬対照試験(臨床試験第2相)として、

軽症から中等度のアルツハイマー病患者120名を対象にレスベラトロールが投与されています。

レスベラトロールは1日あたり500mgで開始し、13週目から1,000mgに増量し、52週間投与されました。

偽薬群では偽薬が投与されています。

レスベラトロール群56名、偽薬群48名が試験を完了しました。


解析の結果、

・レスベラトロールが脳脊髄液中に検出されること(ナノモーラーレベル)

・安全性が高いこと

・アルツハイマー病関連バイオマーカーに変化が見られること、

・血液脳関門の統合性は維持されること、

・中枢免疫系の反応が見られること、

が示されました。

今後、アルツハイマー病あるいは加齢に伴う他の疾患に対して、レスベラトロールの安全性と有効性の検証が期待されます。




レスベラトロールは、ポリフェノールの1種で、赤ワインやブドウ、ピーナッツなどに見出される色素成分です。

レスベラトロールは、長寿関連遺伝子の1つであるサーチュイン遺伝子の活性化を介して、アンチエイジング効果があるのでは、と期待されています。

長寿になるかどうかを確認するためのヒト臨床試験は容易ではありませんが、
最近の臨床研究では、内分泌代謝疾患や生活習慣病の改善効果が示唆されています。




現在、レスベラトロールは、抗酸化作用や抗炎症作用を有し、代謝に好影響を及ぼすことから、健康維持や生活習慣病予防からアンチエイジングの分野で注目されています。




例えば、基礎研究では、

レスベラトロールによるインスリン抵抗性改善作用


レスベラトロールによる糖尿病予防


レスベラトロールによる糖代謝改善作用


レスベラトロールの心不全リスク低減作用


レスベラトロールによる肥満予防のメカニズム



レスベラトロールによる抗がん作用


レスベラトロールによる大腸がん抑制作用


レスベラトロールの抗炎症作用


動脈硬化抑制作用


という報告があり、


ヒト臨床研究では、

レスベラトロールによる肥満者での代謝改善


レスベラトロールによる糖尿病改善作用



レスベラトロールによる脳循環改善


子宮内膜症関連痛に対するレスベラトロールの効果


レスベラトロールによる運動効果@2型糖尿病患者


という報告が知られています。





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posted at 23:56 | この記事のURL
ビフィズス菌は肥満での脂質代謝改善に有用;基礎研究 [2017年08月22日(火)]
栄養代謝研究の専門ジャーナル(電子版)に、肥満モデル動物において、ビフィズス菌による脂質代謝改善作用を示した基礎研究が、マレーシアのグループ(University of Malaya)から報告されていました。
(Nutr Metab Cardiovasc Dis. 2017 Jul 8.)




先行研究では、肥満と腸内細菌叢との関連が知られています。

いわゆるデブ菌、痩せ菌と呼ばれるような腸内細菌の菌種と、BMIとの相関が話題になりました。
(肥満ではファーミキューテス菌が多く、痩せではバクテロイデス菌が多い、とされています。)

そこで、菌活ダイエットなどの考えが出てきています。

しかし、肥満及び肥満に関連する病態において、特定の単一の菌種あるいは組み合わせによる抗肥満作用に関しては、まだ明らかではありません。




今回の研究では、

高脂肪食負荷による肥満モデルラットを用いて、

乳酸菌、ビフィズス菌および複数の菌種の組み合わせによる肥満関連指標への働きが検証されました。


具体的には、

高脂肪食誘導肥満モデルSprague-Dawleyラット(n=40)を用いて、

次の5群に分けて検討が行われています。

・標準食
・高脂肪食HDF
・HDF+乳酸菌(シロタ菌Lactobacillus casei strain Shirota)
・HDF+ビフィズス菌(Bifidobacterium longumビフィドバクテリウム・ロングム)
・HDF+乳酸菌とビフィズス菌の組み合わせ

15週間の投与後、肥満及び内分泌代謝関連指標が測定されています。

解析の結果、

まず、
ビフィズス菌(B. longum)あるいはビフィズス菌と乳酸菌の組み合わせ(B. longum and LcS)では、

体重の有意な減少、中性脂肪の有意な低下が見出されました。


また、

菌種の比較では、

ビフィズス菌B. longum投与群では、

レプチン値、体脂肪量、脂肪細胞サイズ、リポプロテインリパーゼ遺伝子発現といった指標で好影響が見出されています。
また、アディポネクチン値の増加、PPARγ発現なども複数の組み合わせより好影響でした。

なお、

便中の総菌数、糖代謝指標、炎症マーカーについては、各群での有意差は認められていません。



以上のデータから、

高脂肪食負荷肥満モデルラットにおいて、

ビフィズス菌(B. longum)および乳酸菌投与による肥満、脂質代謝改善作用が示唆されます。


今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。



DHCでは、プロバイオティクスとして、


ビフィズス菌+オリゴ糖


生菌ケフィア


複合サプリメント(グッドスルー)



乳酸菌EC-12 30日分
5,000億個以上の乳酸菌で好調環境キープと元気な毎日を!



などを製品化しています。








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posted at 23:54 | この記事のURL
合志市(こうしし)と包括連携協定を締結いたしました [2017年08月21日(月)]
本日、熊本県合志市(こうしし)とDHCとの包括連携に関する協定書の調印式が行われました。

今回の包括連携協定に際し、ご尽力いただきました関係者の皆様に御礼申し上げます。


今後、合志市における健康づくり事業の推進および地域活性化に関して協力し、さまざまな取り組みを実施する予定です。

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イソフラボン(ゲニステイン)の摂取が多いと前立腺がんリスクが低い@南イタリア [2017年08月20日(日)]
今月の加齢医学の専門ジャーナルに、イソフラボンの摂取と前立腺がんリスクとの関連を検証した疫学研究が、イタリアのグループから報告されていました。
(Aging Male. 2017 Aug 17:1-7.)


大豆など植物性食品の一部には、女性ホルモン様作用を有するファイトケミカルの1種、イソフラボン類が豊富に含まれており、女性特有の病気の他、さまざまな生活習慣病に対する予防や改善作用などの機能性が知られています。



最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性

今回の研究では、

イタリア南部での疫学研究として、

植物エストロゲンの摂取と、前立腺がんリスクとの関連が検証されました。


具体的には、

症例対照研究として、

2015年1月から16年12月まで、

イタリア南部(Catania)において、

前立腺がん(組織学的に確定診断)患者118名と

対照群222名の2群について、食事調査が行われています。


解析の結果、

イソフラボンの摂取と、前立腺がんリスク低下との間に有意な相関が見出されたということです。

(Q3 vs. Q1, OR&#8201;=&#8201;0.28; p&#8201;<&#8201;.05)


特に、
ゲニステインの摂取による前立腺がんリスク低下作用が顕著でした。
(Q4 vs. Q1, OR&#8201;=&#8201;0.40; p&#8201;<&#8201;.05)

一方、リグナン類の摂取では、リスク上昇という相関が示唆されています。


以上のデータから、

イソフラボン、特にゲニステインの摂取による前立腺がんリスク低下作用が示唆されます。

なお、今回の研究は、イタリア南部での症例対照研究ですので、
地中海食をベースにした研究です。




最近の研究として、次の報告が知られています。


大豆イソフラボンによる大腸がんリスク低下:メタ解析


大豆イソフラボンによる認知機能改善効果@メタ解析


イソフラボンによる前立腺がんリスク低下作用@日本人男性


大豆の摂取が多いと乳がんリスクが低下@日本人女性




DHCでは、大豆イソフラボンプエラリアミリフィカといったサプリメント、レッドクローバーを含む女性向けの複合サプリメントなどを製品化しています。



DHC青汁+豆乳(30缶入)
2つのヘルシー素材がこれ1本!イメージをくつがえすおいしさです!








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posted at 23:53 | この記事のURL
DHCらくらくサプリメントに関する原著 [2017年08月19日(土)]
DHCらくらくサプリメントの有用性を示した臨床研究を掲載した医学誌が届きました。


Efficacy and safety of a compound supplement containing glucosamine, chondroitin, and five bioactive ingredients in volunteers with knee joint pain



DHCらくらくは、

グルコサミン、コンドロイチンなどの機能性成分を含む複合サプリメントです。

今回の研究は、二重盲検ランダム化偽薬対照試験として行われ、

DHCらくらくサプリメントによる膝の痛みの改善作用が示されました。




DHCでは、関節機能訴求に関連したサプリメントとして、次の製品を扱っています。




パワーグルコサミン



極らくらく



らくらく(グルコサミン、コンドロイチン、II型コラーゲン、CBP、MSM(メチルスルフォニルメタン)、コラーゲンペプチド、ヒドロキシチロソール)



グルコサミン



コンドロイチン



グルコサミン&コンドロイチン



II型コラーゲン+プロテオグリカン




グルコサミンは、変形性膝関節症などの関節疾患に広く利用されているサプリメントです。



作用メカニズムとして、アミノ糖であるグルコサミンが関節軟骨の成分であることから、構成成分を経口摂取することによる直接的な修復機構が想定されていました。



一方、最近の研究では、グルコサミンやコンドロイチンは、情報伝達機構における調節因子であることが示されており、変形性膝関節症に対する改善効果のメカニズムとして、構成成分自体を直接摂取する作用というよりは、シグナル伝達物質を摂取することによる作用が考えられています。



膝OAなどの変形性関節症に対して、
サプリメントでは、グルコサミンやコンドロイチンが最もエビデンスが豊富であり、欧州の学術団体EULARではグレードAの推奨になっています。
(一方、ACRではGAIT1のみを解析対象としたため、偽陰性データのバイアスによってネガティブになっています。)


2014年以降に発表された最新の研究―MOVES研究やLEGS研究--では、

グルコサミンやコンドロイチンの効果が示されています。



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posted at 23:56 | この記事のURL
オメガ3系脂肪酸による血管機能改善作用:レビュー [2017年08月18日(金)]
今月の脂質研究の専門ジャーナル(電子版)に、オメガ3系脂肪酸(EPA,DHA)による血管機能改善作用を示したレビュー論文が、米国のグループ(University of New Mexico)から報告されていました。
(Prostaglandins Other Lipid Mediat. 2017 Aug 9.)



これまでの疫学研究および臨床試験では、

オメガ3系必須脂肪酸による血管内皮機能不全の改善作用が示唆されています。



血管内皮機能不全は、

血管拡張作用の低下、

炎症反応惹起、

血栓促進作用などを呈し、

動脈硬化の病態の初期に見られます。

FMDは、血管内皮機能の指標として用いられています。



今回のレビューでは、

オメガ3系必須脂肪酸による動脈硬化関連指標、血管内皮機能への作用が検証されました。

具体的には、

EPA、DHA、αリノレン酸の単独投与、あるいは、EPA+DHAの複合サプリメントによる血管内皮機能の指標(FMD、上腕血管血流、末梢血管血流)への作用を調べた臨床試験が検索されました。


解析の結果、


脂質異常症、肥満、メタボリック症候群、喫煙者の被験者を対象にした17報のうち16報の臨床研究において、

オメガ3系脂肪酸投与による血管内皮機能不全の改善が見出されました。



また、糖尿病の被験者では、

5報のうち、2報で改善作用が示されました。


さらに、

EPA+DHAの併用投与群ではすべて、

内皮細胞機能不全の改善作用が示されています。


その他、
ALAの豊富な食事での有用性も示唆されています。




以上のレビューデータから、

脂質異常症、高いBMI(肥満)、メタボリック症候群、喫煙といった病態での血管内皮機能不全に対して、

オメガ3系必須脂肪酸(ALA、EPA、DHA)の有用性が示唆されます。







DHCでは、オメガ3系必須脂肪酸サプリメントを製品化しています。



EPA、
(EPA 30日分 \950(税込\1,026))




DHA、
(DHA 30日分 \1,191(税込\1,286))



近年の研究によって、DHAやEPAといったオメガ3系脂肪酸が、動脈硬化抑制作用や抗うつ作用など多彩な働きを有することが示されています。

一般に、青魚がDHAやEPAの豊富な食材として知られており、オメガ3系脂肪酸の供給源として魚油サプリメントが利用されます。

一方、体内の代謝経路では、アルファリノレン酸がEPAおよびDHAの前駆体であることから、魚類の摂取が少ない場合の代替サプリメントとして、亜麻仁油(フラックスシードオイル)などが推奨されることがあります。

ただし、体内では、アルファリノレン酸からEPA,DHAへの転換効率が低いため、臨床的に有意な量が摂取できるかどうか、議論が続いています。


(なお、EPAやDHAの前駆体であるという以外に、アルファリノレン酸には、独自の作用もあると考えられます。サプリメントの研究では、アルファリノレン酸としての投与による働きも報告されています。)



DHCでは,α-リノレン酸含有サプリメントとして,

毎日、とりたい えごま油 30日分【栄養機能食品】



シソの実油


シソの葉


むずむず


を製品化しています。
(α-リノレン酸・オメガ3系必須脂肪酸は,花粉症対策の機能性食品成分としても知られています。)



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ヘスペリジンが2型糖尿病での酸化ストレスを軽減する [2017年08月17日(木)]
今月の植物療法研究の専門ジャーナル(電子版)に、2型糖尿病患者において、ヘスペリジンサプリメントによる抗酸化作用を示した臨床研究が、イランのグループから報告されていました。
(Phytother Res. 2017 Aug 14.)



ヘスペリジンは、フラボノイド系ファイトケミカルの1種であり、かんきつ類などに多く含まれる機能性成分です。


毛細血管強化作用、末梢の冷えの改善、脂質代謝改善、肌質改善作用といった働きが知られています。


さて、

今回の研究では、

2型糖尿病において、

ヘスペリジン含有サプリメントによる酸化ストレス関連指標及び糖代謝・脂質代謝への作用が検証されました。


具体的には、

2型糖尿病患者64名において、

・ヘスペリジン投与群(500 mg/day)

・偽薬投与群

の2群について、6週間の介入が行われ、

関連指標が測定されています。




解析の結果、

ヘスペリジン投与群では、

投与前に比べて、

投与後の時点で、


総抗酸化能(TAC)の有意な増加、
(0.74 ± 0.16 vs. 0.82 ± 0.18)

血中フルクトサミン(血糖値を反映する指標)の有意な減少
(5.79 ± 5.86 vs. 5.01 ± 4.95; p = 0.001),

酸化ストレスの指標である血中8-OHDG値の有意な低下、
(14.32 ± 6.4 vs. 11.00 ± 7.0; p = 0.000),

過酸化脂質の指標であるMDA値の有意な低下、
(5.78 ± 1.76 vs. 4.60 ± 0.75; p = 0.000)

が見出されました。

また、
介入後の2群の比較では、


TACの変化率(%)
(13.35 ± 19.21 vs. 3.13 ± 10.02; p = 0.043)

血中フルクトサミン
(-10.10 ± 16.84 vs. 4.27 ± 34.646)

8-OHDG
(-25.11 ± 28.23 vs. 8.69 ± 35.41; p = 0.000),

MDA
(-16.46 ± 18.04 vs. -1.82 ± 22.63; p = 0.007)

において有意差が見出されました。


以上のデータから、

2型糖尿病患者において、

ヘスペリジンサプリメント投与により、

酸化ストレス障害の軽減作用および糖代謝への好影響が示唆されます。

今後、標準治療の補完療法として、さらに臨床的意義のの検証が期待される分野です。


DHCでは、ヘスペリジン含有サプリメントを製品化しています。


ビタミンP(糖転移ヘスペリジン) 30日分

1日あたりミカン約30個分のヘスペリジンパワー! 冷えにアプローチして“めぐり美人”に





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ノコギリヤシエキス(Permixon)は前立腺肥大症の下部尿路症状を改善する:メタ解析 [2017年08月16日(水)]
泌尿器科学の専門ジャーナルに、ノコギリヤシエキス含有サプリメント製品(Permixon)の安全性と有効性を検証した系統的レビュー/メタ解析が、イタリアのグループ(University of Padua)から報告されていました。
(Eur Urol Focus. 2016 Dec;2(5):553-561)



男性では、加齢に伴って前立腺肥大症(BPH)による排尿障害などの症状が生じます。

良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。


さて、今回の研究では、特定のノコギリヤシエキス含有サプリメント製品(Permixon)に関するメタ解析が行われています。


この背景として、論文著者らは、

--最近のコクラン共同計画によるRCTのメタ解析では、前立腺肥大症(BPH)による下部尿路症状(LUTS)に対して、ノコギリヤシエキスは偽薬を超える作用がない、
といったことになってしまっている、

--しかし、ノコギリヤシエキス含有サプリメントにはさまざまな製品があり、

--例えば、Permixon (Pierre Fabre Medicament, Paris, France)は標準化/規格化された製品としてエビデンスが知られている、

ということを述べています。



そこで、今回の系統的レビュー/メタ解析では、

ノコギリヤシエキス製品PermixonのLUTS/BPHに対する安全性と有効性が検証されました。

具体的には、

主要医学データベースを用いて
(Medline, Scopus, and Web of Science)

2016年1月の時点でRCTが検索され、

12報が抽出されました。


7報は、Permixonと偽薬の比較、

2報は、Permixonとタムスロシン(tamsulosin, ハルナール)の比較、

2報は、Permixon+タムスロシン群と、偽薬+タムスロシン群、およびタムスロシン単独群の比較、

1報は、Permixonとfinasteride(フィナステリド、プロペシア)の比較、

でした。


解析の結果、

Permixonは、偽薬群に比べて、

夜間排尿回数の有意な減少、
(WMD -0.31; p=0.03)、

最大尿速の有意な上昇、
(Qmax; WMD 3.37; p<0.0001)

が見出されました。

また、有害事象全般について、
(odds ratio [OR] 1.12; p=0.92)
および
脱落は
(OR 1.52; p=0.60)

両群(Permixon群と偽薬群)のいずれも同程度でした。


次に、

Permixonは、

タムスロシンの単独投与群と同等に有用であり、

フィナステリド短期投与群とも同等であり、


IPSS(国際前立腺症状スコア)の有意な改善
(WMD 1.15; 95% confidence interval [CI], -1.11 to 3.40; p=0.32)

Qmaxの有意な改善、
(WMD -0.16; 95% CI, -0.60 to 0.28; p=0.48)

が見出されました。


さらに、

Permixon+タムスロシン併用群は、

Permixon単独群に比べて、

LUTSの軽減に関してより有効でしたが、
(WMD 0.31; 95% CI, 0.13-0.48; p<0.01)


Qmaxでは有意差は認められませんでした。
(WMD 0.10; 95% CI -0.02 to 0.21; p=0.10)




安全性に関しては、

Permixonは許容性が高く、


タムスロシンと比べて、

ED(勃起障害)のリスクが有意に低く
(0.5% vs 4%; p=0.007)


リビドー低下やEDについても

短期間のプロペシア群よりも低値でした。
(2.2% and 1.5% vs 3% and 2.8%, respectively).



以上のデータから、

論文著者らは、

最近のコクランレビューの結果はPermixon製品には適応できず、

今回のメタ解析からは、規格化/標準化されたノコギリヤシ製品のPermixon投与により、

前立腺肥大症に伴う下部尿路症状の有意な改善効果が示唆されます。

また、このとき、EDリスクなどの有害事象は少なく、安全性が高いことも示唆されます。





良性疾患である前立腺肥大症に対して、サプリメントでは、ノコギリヤシ(学名serenoa repens)が用いられています。



ノコギリヤシに関しての臨床試験や基礎研究では、次のような報告があります。


前立腺肥大症に対してノコギリヤシは医薬品と同等の効果を示す



ノコギリヤシ+ハルナール併用はハルナール単独よりも有効



男性型脱毛症(AGA)に対するノコギリヤシの効果


ノコギリヤシの安全性を示した臨床試験


・ノコギリヤシによる前立腺肥大症と勃起障害の症状改善作用


・前立腺の健康維持にはノコギリヤシ+リコピン+セレン


・ノコギリヤシによる細胞増殖抑制作用


・ノコギリヤシによるBPH症状改善作用



・ノコギリヤシの前立腺肥大症改善作用



・前立腺切除術前のノコギリヤシ投与の効果


・ノコギリヤシ複合サプリによる慢性前立腺炎改善効果


・ノコギリヤシ・カボチャ種子による前立腺肥大症


・前立腺切除術の出血にノコギリヤシは影響しない



・ノコギリヤシでは医薬品との相互作用報告はなし



・男性型脱毛症とノコギリヤシ


・ノコギリヤシの安全性に関する系統的レビュー


・前立腺炎に対する補完療法としてのノコギリヤシ




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リコピンとトマトによる心血管リスクへの働き:メタ解析 [2017年08月15日(火)]
今月の食物栄養学の専門ジャーナルに、リコピンおよびトマトの摂取による心血管リスクへの作用を検証した系統的レビュー/メタ解析が、英国のグループ(Northumbria University)から報告されていました。
(Crit Rev Food Sci Nutr. 2017 Aug 11:0.)



リコピンは、トマトなどに含まれる赤い色素で、カロテノイド系ファイトケミカルの1種です。
抗酸化作用や抗炎症作用を介して、心臓病予防効果が知られています。

リコピンが心血管リスクを17%低下させる:メタ解析



今回の研究では、

リコピンおよびトマト製品の摂取と、心血管リスクへの作用が検証されました。


具体的には、

系統的レビュー/メタ解析として、

主要医学データベースを用いて、
(Medline, Web of Science, Scopus)

2017年7月までの横断研究と縦断研究が検索され、

成人におけるリコピンおよびトマトの摂取と、心血管疾患の罹患率および死亡率への影響が検証されました。


28報の論文が対象となり、

25報の研究データがメタ解析に用いられました。


解析の結果、

摂取量が最も多い群、および 血中濃度が最も高い群では、

リコピンによる脳卒中リスクの26%の有意な低下、
(HR 0.74, 0.62-0.89, p = 0.02; I2 = 32)

冠状動脈疾患/心臓病リスクの14%の有意な低下、
(HR 0.86, 0.77-0.95, p = 0.003; I2 = 0)

が見出されました。


また、

血中リコピン値が最高群では、

死亡率が有意に低いことも見出されました。
(HR 0.63, 0.49-0.81, p<0.001; I2 = 46)


なお、
リコピンは、
心筋梗塞との関連は検出されませんでしたが、

動脈硬化性疾患、慢性心不全、心臓細動のリスク低減に関する一部のデータが示唆されています。

また、
3報の研究では、
トマトの摂取量が多い群では、

脳卒中、冠状動脈疾患、慢性心疾患のリスク低下傾向が示されました。



以上、今回のメタ解析から、

リコピンの摂取が多いと、
あるいはリコピンの血中濃度が高いと、

脳卒中リスクの26%低下、

死亡率の37%低下、

心臓病(冠状動脈疾患)リスクの14%低下、

という働きが示唆されます。





リコピンは、心血管リスクや前立腺がんリスク低減作用が知られている機能性食品成分です。

リコピンが心血管リスクを17%低下させる:メタ解析


リコピンによる前立腺がんリスク低下:メタ解析


カロテノイド類による前立腺がんリスク低下作用


DHCでは、各種カロテノイドを含むマルチカロチンの他、リコピンルテインなどを製品化しています。


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CROSS FMでの北九州へのラジオメッセージ紹介優先権 [2017年08月15日(火)]
DHCは、北九州市と健康づくり事業などで連携しています。

先週、北九州市のふるさと納税がリニューアルされ、体験型の返礼品が加わりました。

CROSS FMでの北九州へのラジオメッセージ紹介優先権



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ザクロジュースによる血液生化学所見への作用 [2017年08月14日(月)]
今月の実験治療医学の専門ジャーナルに、ザクロジュースによる血液生化学所見への作用を示した臨床研究が、ギリシャとイギリスのグループから報告されていました。
(Exp Ther Med. 2017 Aug;14(2):1756-1762.)



ザクロには、抗酸化作用を有する機能性食品成分が含まれています。

たとえば、下記の研究が報告されています。


ザクロ抽出物による肥満者での抗炎症作用

ザクロ果汁が糖尿病患者の酸化ストレスを軽減する



今回の研究では、

健康な被験者において、

ザクロ果汁による血球数、内分泌代謝指標などが調べられました。


具体的には

健常者10名(男女各5名、平均年齢31.8±6.6歳, 体重66.2±12.9 kg)を対象に、

・ザクロ果汁 500mL/日摂取群、

・非投与群

の2群について、

14日間の投与試験が行われ、

血液生化学所見の変化が調べられました。


解析の結果、

ザクロ果汁の摂取により、

赤血球数の有意な増加、
(P<0.05)

ヘモグロビン値の有意な増加、
(P<0.001)

ヘマトクリットの有意な増加
(P<0.05)

が見出されました。


なお、

糖代謝や脂質代謝指標などには有意な変化は示されていません。


以上のデータから、

ザクロ果汁の摂取により、赤血球の産生亢進あるいは崩壊抑制などの作用が示唆されます。


今回は健常者を対象にした研究であり、検出力には限界があることから、

今後、臨床的意義の検証が期待されます。



DHCでは、ザクロ含有サプリメントを製品化しています。


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マリアアザミ由来シリマリンによる肝機能指標改善作用:メタ解析 [2017年08月13日(日)]
消化器病学の専門ジャーナルに、マリアアザミ由来シリマリンによる肝機能指標改善作用を検証したメタ解析が、ブラジルのグループ(Federal University of Bahia)から報告されていました。
(World J Gastroenterol. 2017 Jul 21;23(27):5004-5017.)



マリアアザミ(英名Milk thistleミルク・シスル,学名Silybum marianum)では、種子の抽出物に含まれるシリマリンsilymarinによる肝臓保護作用を示した研究が知られており、肝臓対策のハーブサプリメントとして広く利用されています。


マリアアザミの有効成分は、抗酸化作用、抗炎症作用、繊維化抑制作用を有し、肝細胞の再生を促進するという研究が報告されています。



今回の研究では、

シリマリンによる肝機能関連指標(ALT,AST,γGT)への作用が検証されました。


具体的には、

ランダム化比較試験(RCT)の系統的レビュー/メタ解析として、

主要医学データベースを用いて、
(Cochrane Library, PubMed/Medline, Scopus, Web of Science, Lilacs and Clinical Trials)

2016年1月末までに報告されたRCTが検索され、

肝疾患を有する成人/高齢者の男女を被験者として、

シリマリン含有サプリメント(シリマリン単独あるいは複合サプリメント)を経口投与した臨床試験において、

介入の前後で、
ALT, AST, γGTの変化が調べられています。


まず、検索の結果
10904報の論文が見出され、


系統的レビューの対象として17報、

メタ解析の対象として6報が抽出されました。


メタ解析の結果、

シリマリン投与群において、

ALT値の有意な低下、
0.26 IU/mL (95%CI: -0.46-0.07, P = 0.007)

AST値の有意な低下、
0.53 IU/mL (95%CI: -0.74-0.32, P = 0.000)

が見出されました。

両群とも有意な低下を示しましたが、

臨床的には有意ではない変化と考えられました。


なお、
γGTについては、有意な変化は見出されていません。


層別解析では、

介入方法(シリマリン単独あるいは複合サプリメント、もしくは、6ヶ月未満と6ヶ月以上)での有意差は検出されていません。



以上のデータから、

肝疾患患者において、

マリアアザミ由来シリマリンによる肝機能指標(ALT、AST)の有意な改善作用が示唆されます。

今後、臨床的意義の検証が期待される分野です。

欧米のハーブ療法で肝臓対策のエビデンスがあるのはマリアアザミになります。




また、最近、利用されるようになった肝臓対策成分として、

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があります。



先行研究では、次の結果が示されています。


コエンザイムQ10による非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)での抗炎症作用



レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)改善作用


レスベラトロールによる非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)でのインスリン抵抗性改善作用








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