燃焼体質製造中

スタート直前におしっこしたい気持ちになったワタシ。


その気持ちは収まる気配なく、１キロ５分ペースで走り出しました。


カラダが暖まってないので、無理に飛ばさないよう、朝のランニングよりも明らかに呼吸しやすいペースの走りデス。


スタートして５キロを過ぎたとき、太平サブローさん発見。


スリスリ近寄り、握手して走ります。


田んぼの畦でおしっこしてる人をうらやましく思いながら、前を走るキロ５分の人についていきます。


１０キロ（５２分１０秒）過ぎた最初の給水箇所で、前を走ってた人を見失います。


それからは自分のペース。


沿道の方の応援。

ホントに力になります。

おしっこしたい気持ちは全く変わりませんが、学校の吹奏楽部の方のランナーを聴きながら、行けるところまでいきます。


１５キロ過ぎた頃、右の足に異変が。早いやん


おしっこに続き、足、さらには小雨。

試練は続きます。


粘れる脚。折れない心。

愛読誌ランナーズの何月号かに書いてあった記事を思い出し、そうやって稽古してきたことを思い出しながら、キロ５分ペースはキープしながら走ります。少し早くなりましたけど


沿道の少年野球のチビっ子達が用意してくれたチョコをもらい、それを握り締めて２０キロ手前を走ってると・・・。


「うぉ〜〜うぉ〜〜」


ケモノが叫んでるような声が前から聞こえてきました。


有森サンでした。

きっちり彼女とタッチして走ります。


おしっこしたい気持ちはないことはないですけど、一時のことよりはマシに、辺りをキョロキョロする余裕も見せながら走ります。

２５キロ地点を走ると、１０分早くスタートした陸連登録した選手が戻ってきています。

そのころになると左足も不安をおぼえ・・・。


それでもキロ５分ペースはキープして走ります。

折り返しをすぎ、バナナを半分に切って置いてあるところで半分食べ、エアサロコーナーで、エアサロシュッシュ。

病は気から。

エアサロ効果でしょうか。ん〜〜なわけない


１キロ表示になりましたが、雨で眼鏡も濡れ、細かいタイムははっきり見ませんが、キロ５分ペースは変わりません。


しかし、尿意はやっぱり収まりません。しつこい


最後の最後までキロ５分（笑）。

少しはペースを上げて走れると思ってましたが、それができない。

フルマラソンの厳しさを肌で感じる瞬間でした。

しかし、そんな条件。状態でも、最後までキロ５分で走ります。


「４０キロ４０キロ」

沿道の方の声が聞こえました。

それから少し走ると４０キロの看板見ました。おっちゃん早いやん


レースが終わったあと、「まだ走れる」って思わないように必死で走ってると、ゴール手前で
「おとうさん頑張れ」


嫁さんと似た声が聞こえてきました。また幻想

西宮の悪夢が甦り、思わず振り向きましたが分かりませんでした。


ゴールは笑顔で。

完走証といっしょにゴールシーンの写真も送られてくるそうデス。


３時間３０分３１秒くらいでしょうか。

スタート地点まで２分くらいかかりましたから、ネットタイムは３時間２８分台だと思いますが、記録証が届くまで楽しみにしておきます。



レース後のお話はつづく。